ニュース暗号資産ノルウェー政府系ファンド、BitMineへの8,190万ドルの出資を開示

ノルウェー政府系ファンド、BitMineへの8,190万ドルの出資を開示

著者: CryptoMeter io·

重要ポイント

  • ノルウェー中央銀行(Norges Bank)は6月30日時点で8,187万ドル相当のBitMine株6,151,062株を保有しており、これはEthereumの直接購入ではなく株式投資である。
  • BitMineは8月時点で580万ETH、Ethereumの総供給量の約4.8%に相当するETHを保有していると報告しており、500万ETH超がすでにステーキングバリデーターに投入されている。
  • BitMineポジションは、約2.3兆ドルを運用するノルウェー政府年金基金(Government Pension Fund Global)の資産の約0.004%に相当する。
  • BitMineは2025年12月のファンドの開示には含まれておらず、出資は2026年上半期に蓄積された可能性が高い。
  • BitMine株は、暗号資産の価格変動および同社の集中型Ethereumトレジャリー戦略に伴うリスクに引き続きさらされている。
ノルウェー政府系ファンド、BitMineへの8,190万ドルの出資を開示

ノルウェーの政府系ファンド(ソブリン・ウェルス・ファンド)が、BitMine Immersion Technologiesへの8,190万ドルの投資を開示した。これにより、世界最大級の機関投資家のひとつがEthereumへの間接的なエクスポージャーを得ることになった。

ノルウェー中央銀行(Norges Bank)は、6月30日時点で8,187万ドル相当のBitMine株6,151,062株を保有していると報告した。このポジションは同ファンドの最新の保有状況開示で明らかになったもので、Ethereumの直接購入ではなく株式投資に位置づけられる。

BitMineの拡大を続けるEthereumトレジャリー

BitMineは2026年、Ethereumトレジャリー戦略を急速に拡大してきた。同社は8月、580万ETHを保有していると報告しており、これはEthereumの総供給量の約4.8%に相当する。うち500万ETH超はすでにステーキングバリデーターに投入されている。

いわゆる「Alchemy of 5%」戦略のもと、BitMineはEthereumの流通量の5%の取得を目指している。このアプローチにより、同社は上場企業として最大級のETH保有企業のひとつとなった。すでに約4.8%の供給量が報告されており、目標までの差は1ポイント未満に縮まっている。今後の残りの蓄積は、戦略が成熟するなかで注目すべき最も具体的な指標のひとつとなる。

したがって、ノルウェーのファンドにとってこの出資は、暗号資産を自ら保有することなくBitMineのEthereum戦略へのエクスポージャーを可能にするものだ。同時に、上場企業が暗号資産を中核的なバランスシート資産として蓄積する企業型デジタル資産トレジャリーモデルに、ファンドが連動することを意味する。

機関投資家の存在感の拡大

この開示は、機関投資家のポートフォリオにおけるデジタル資産の存在感の高まりも際立たせている。ノルウェーの政府年金基金(Government Pension Fund Global)は約2.3兆ドルを運用し、世界中の数千社にわたるポジションを保有している。8,187万ドルのBitMineポジションはファンド資産の約0.004%に相当し、この開示が注目されるのは、ポートフォリオ内のウエイトよりも、そこで明らかになったエクスポージャーにおいてだ。

BitMineは2025年12月時点のファンドの開示保有銘柄には含まれておらず、ポジションは2026年上半期に構築された可能性が高いとみられる。公開資料では株式の正確な取得時期は示されていない。ファンドは保有状況を公表しているため、BitMineポジションに変化が生じれば今後の開示で明らかになり、Ethereumトレジャリー株への機関投資家のエクスポージャーを開示情報ベースで捉えることができる。

この投資は、BitMineがETHの蓄積とステーキングを組み合わせ、暗号資産保有からの追加リターンを追求するEthereum特化型トレジャリー企業としての立ち位置を強め続けるなかで実現した。

投資家にとって、ノルウェーによるこの開示は、Ethereum関連株式への機関投資家の受け入れが高まる傾向を裏付ける可能性がある。ただし、BitMine株は暗号資産の価格変動に加え、同社の集中型トレジャリー戦略に伴うリスクにも引き続きさらされている。