ニュースマクロCESは非農業部門雇用の弱含む成長を示す一方、CPSのトレンドに懸念

CESは非農業部門雇用の弱含む成長を示す一方、CPSのトレンドに懸念

著者: Econbrowser·

重要ポイント

  • CESの事業所調査は、事業主の給与台帳データに基づき非農業部門雇用の低調な成長を報告している一方、CPSの家計調査はより懸念される雇用トレンドを示している。
  • CESは「仕事」をカウントするため、複数の職位を持つ個人は複数回計上されるが、CPSは就業する「個人」をカウントし、CESの対象外である自営業者や農業従事者も含む。
  • 両調査はともに、雇用、賃金上昇圧力、および全体の経済的勢いの主要指標として、FRB、財務省関係者、および民間エコノミストによって精査されている。
  • CESとCPSの持続的な乖離は、これまで労働需要の真の状態に関する議論を促してきた。特に複数の仕事の保有やギグエコノミー活動が格差を広げる場合に顕著である。
  • アナリストは、両調査とも改定リスクと標本変動性が大きいため、単月のデータ発表よりも複数月の移動平均の追跡を好む。
CESは非農業部門雇用の弱含む成長を示す一方、CPSのトレンドに懸念

非農業部門雇用の最新推計は、米国労働市場について混在する状況を示している。米国労働統計局(BLS)が実施する雇用統計調査(CES)によると、非農業部門雇用の成長は低調にとどまっている。

一方、同じく労働統計局が実施し、家計調査としても知られる現在人口調査(CPS)の指標におけるトレンドは、やや懸念すべき状況にあるとされている。

CESは、事業所調査とも呼ばれ、事業主の給与台帳からデータを収集しており、月次の非農業部門雇用数値の主要な情報源である。CPSは米国国勢調査局とBLSが共同で実施し、家計から直接データを収集して、全国の失業率の情報源となっている。

両調査は、方法論と対象範囲の違いにより乖離する可能性がある。CESは「仕事」をカウントするため、2つの職位を持つ労働者は2回計上されるが、CPSは就業している「個人」をカウントする。さらに、CPSは自営業者や農業従事者も把握するが、これらはCESの対象外である。

CESとCPSは毎月発表される最も注目される経済指標の一つであり、雇用の軌跡、賃金上昇圧力、および全体の経済的勢いに関するシグナルを探るため、連邦準備制度理事会(FRB)、財務省関係者、および民間部門の経済学者によって精査されている。両調査間の持続的な乖離は、これまで労働需要の真の基礎的状態に関する議論を引き起こしてきた。特に複数の仕事の保有、自営業、またはギグエコノミー活動の変化が格差を広げる場合に顕著である。アナリストは通常、両調査とも改定リスクと標本変動性が大きいため、単月の発表値ではなく複数月の移動平均で追跡する。

出典:Econbrowser