ニュースマクロMTNナイジェリア、2026年上半期に通信4社へ寄せられた23,396件のデータ消費に関する苦情の52%を占める

MTNナイジェリア、2026年上半期に通信4社へ寄せられた23,396件のデータ消費に関する苦情の52%を占める

著者: TechNext24·

重要ポイント

  • •2026年1月から6月の間に、MTNナイジェリアはデータ消費に関する苦情12,212件で最多となり、Airtelが9,806件、Globacomが1,373件、T2mobileが5件と続いた。
  • •MTNは4社に寄せられた23,396件のデータ消費苦情の約52%を占め、MTNとAirtelの2社で全体の約94%を占めた。
  • •事業者とNCCは、急激なデータ消費について、不当な減額を否定し、HD動画ストリーミング、自動再生、バックグラウンド同期といった端末設定、マルウェア、アプリの動作を原因として挙げている。
  • •2026年上半期、4つの移動体通信事業者が受け付けた苦情の総数は413,587件で、98.38%が解決済み。データ消費は上半期全体の約5.7%を占めた。
  • •2026年7月時点で、MTNは加入者1億900万人で最大の事業者であり、Airtel(6,676万人)、Globacom(2,363万人)、T2mobile(361万人)が続いた。
MTNナイジェリア、2026年上半期に通信4社へ寄せられた23,396件のデータ消費に関する苦情の52%を占める

NCC(ナイジェリア通信委員会)が公表した業界データによると、MTNナイジェリアは2026年の上半期6カ月間に、データ消費に関する苦情12,000件以上を受け付けた。

この公表は、モバイルデータが不当に目減りさせられていると訴えるナイジェリアの利用者からの苦情が日々増え続けている時期と重なり、不満は同国のすべての移動体通信事業者(MNO)の顧客に及んでいる。

業界データによると、対象期間に受け付けたデータ消費に関する苦情は、MTNが12,212件で最多。Airtelが9,806件と僅差で続き、Globacomは1,373件、T2mobile(旧9mobile)はわずか5件で最少だった。2026年1月から6月の間に、上位3つの移動体通信事業者(MNO)が受け付けたデータ消費に関する苦情は計23,000件を超えた。MTNの件数は、4社に寄せられた23,396件のデータ消費苦情の約52%を占め、MTNとAirtelの2社で全体の約94%を占める——これは、それぞれが同国で加入者数上位2社であることに見合う割合だ。

事業者は端末設定とアプリの動作を原因と主張

ナイジェリアの利用者の間では、購入したデータパッケージが予想よりはるかに早く消費・失効する、急激なインターネットデータの減少に不満が繰り返し表明されている。MNO各社とNCCは、事業者が恣意的なデータ減額に責任はないと主張し、その減少は端末設定、マルウェア、近年のアプリ設計によるものだとしている。

MTNは「Data on Trial」イベントを通じてデータ窃盗疑惑を否定し、日次利用レポート、データ計算ツール、その他のモニタリング機能といった透明性向上の取り組みを改めて強調した。

データが速く消費されるように見える理由について、同社は、高解像度動画のストリーミング、フィードでの動画自動再生、ソフトウェア更新、クラウドバックアップが大量のデータを即座に消費すると説明した。さらに、ソーシャルメディアやメールなどのアプリは、ユーザーがスマートフォンを積極的に使っていなくても、データを同期し、通知を取得し、更新を実行し続けるとしている。

信頼ギャップが利用者の懸念を助長

NCCと通信事業者による技術的な説明にもかかわらず、インターネット利用者は依然として急激なデータ消費を盗みであると受け止めており、その主な要因は、消費者と通信事業者の間に存在する深刻な信頼ギャップである。

50%の通信料値上げのような要因により、データ費用はナイジェリアの人々にとって重い経済的負担となっている。利用者は現在、まったく同じデータパッケージに対して以前より大幅に多くを自腹で支払っており、それに応じてデータがどのように消費されるかにより一層敏感になっている。データが急速に消えると、つながりを維持するか生活必需品を購入するかという痛みを伴う選択を迫られる。

さらに、通話切れ、読み込みの遅さ、不安定なネットワーク信号といったネットワーク品質の度重なる低下も、サービスが悪いのにデータだけが速く消えるのはなぜかと利用者に疑問を抱かせている。

加入者数で首位の移動体通信事業者(現在は1億人)であるMTNナイジェリアが最も厳しい批判に直面したのは、想定内の展開といえる。

2026年上半期の苦情総数は41万3,000件超

より広い視点で見ると、NCCの業界データによれば、MTN、Airtel、Globacom、T2mobileの4社は2026年上半期にナイジェリアの利用者から計413,587件の苦情を受け付けた。

NCCによると、苦情は、通信業界における苦情解決の基準と期限を定める「2024年サービス品質事業規則」および「2024年消費者行動規範規則」の規定に従って処理・解決されている。

「このデータは、苦情の傾向、サービス品質の問題、規制上の義務の不履行、サービス提供者の対応力に関する貴重な洞察も提供する」と規制当局は述べ、この公表が業界内の透明性、説明責任、消費者の意識向上を促進することを目指すと付け加えた。

2026年月から6月にMNO各社が受け付けた413,587件の苦情のうち、98.38%(406,938件)が解決済みとされた。規制当局の定義では、「解決済みの苦情」とは、報告月内に事業者によって適切に対応され、完了した苦情の総数を指す。

苦情の主な内容は、(データおよび音声の)サービス品質をはじめ、請求、データ消費、決済失敗、チャージに関する問題、MNP(番号ポータビリティ)、付加価値サービス、その他のSIM関連の問題に及んだ。データ消費は上半期の総数の約5.7%を占め、サービス品質や請求に比べれば小さい区分だが、50%の料金値上げですでに圧迫されている家計に直接響く問題だ。

さらに内訳を見ると、苦情件数全体で最多だったのはAirtelの228,992件で、解決率は99.38%。MTNは124,405件の苦情を受け付け、解決率は96.57%。Globacomは56,810件で3位、解決率は99.04%。T2mobile(9mobile)は苦情3,885件で最少、解決率は88.57%だった。NCCはこれらの統計を定期的に公表しており、次回の発表で、2026年下半期にデータ消費に関する不満が増え続けるのか、それとも沈静化するのかが明らかになる。

2026年7月時点の市場ポジション

2026年7月時点で、MTNは1億900万人の加入者を擁し市場をリードしており、Airtelは6,676万人で2位の地位を強化した。Globacomは月終わりで2,363万人となり3位を維持し、T2mobileは361万人で4位にとどまった。

出典:TechNext24