治安改善でアル・シャバブの攻撃が減少、モガディシュで建設ブーム
重要ポイント
- •モガディシュでは急速な建設が進んでおり、高級マンション、モール、ジム、モスクを備えた26階建てのダハブ・タワーが、1993年のブラックホーク撃墜現場の近くで今年開業予定だ。
- •世界中のソマリア・ディアスポラは世界銀行の推計で年間10億ドル超の送金を行っており、これらの資金がモガディシュの建設の多くを賄っている。
- •2022年以降、同盟する氏族民兵の支援を受けた政府軍が攻勢を実施し、アル・シャバブの反乱勢力を中部ソマリアの一部地域から駆逐した。
- •国際危機グループは、攻撃の減少をCCTVカメラ、検問所で使われる電子車両データベース、私服諜報員の大規模配置などの実務的措置に帰している。
- •2025年初めのアフリカ連合によるATMISからAUSSOMへの移行後、ソマリア軍の責任が拡大する中、治安改善の持続性は依然として不透明である。

エコノミスト紙の報道(Marginal Revolutionが紹介)によると、モガディシュでは治安の改善が目に見える形で成果を挙げている。1991年にソマリアの中央政府が崩壊して以来、主に紛争を経験してきた都市にとって、クレーン車とコンクリートは変化を示す明白なバロメーターだ。
「ビジネスは活況だ」とソマリアのガマル・ハッサン商務相は述べる。新築ビルが猛烈なペースで建てられ、とりわけ空港周辺の地区はかなり密度を増しており、市の衛星画像にもそれが示されている。高級マンション、ショッピングモール、ジム、モスクを組み合わせた26階建てのダハブ・タワーは、今年開業する予定だ。その場所は、1993年に民兵がブラックホーク・ヘリコプターを撃墜した後、アメリカ兵2人の遺体が街路を引きずり回された現場に近い。近くには、2010年代にスウェーデンから帰国したソマリア人が創業した、成長中の汎アフリカ系チェーン「ベイダン・コーヒー」がある。同市の建設の多くは長らく、世界中に広がるソマリアのディアスポラによって資金面で支えられており、世界銀行の推計で年間10億ドル超とされるその送金は、今も経済の柱であり続けている。
こうした背景が、この変化を際立たせている。2000年代半ば以降、ソマリア連邦政府の転覆を狙って戦ってきたアル・シャバブは、車爆弾で首都を繰り返し攻撃してきた。最も被害が大きかったのは2017年10月で、トラック爆弾により500人超が死亡した、現代アフリカ史上で最も致死性の高い攻撃の一つとなった。2022年以降、同盟する氏族民兵の支援を受けた政府軍も攻勢を実施し、中部ソマリアの一部地域から反乱勢力を駆逐した。
攻撃が小康状態にある理由は、それほど明白ではない。政府は、元諜報機関員の言葉を借りれば、アル・シャバブに対して「完全に扉を閉ざした」と誇示している。国際危機グループ(ICG)のマフムード氏は、CCTVカメラの普及や、iPadを装備した警察が検問所で民間車両を識別するために使う電子データベースといった「地味な」措置を要因として挙げる。私服の諜報員も大規模に配置されてきた。こうした成果がどれほど持続するかは未解決の問題であり、とりわけ、アフリカ連合の長期任務であるATMISが2025年初めに後継任務AUSSOMへ引き継いだことで、治安責任がソマリア軍に次第に委ねられつつあることが挙げられる。
エコノミスト紙の詳報はこちら:モガディシュはもはや危険な街という評判に値しない。Marginal Revolutionの投稿では、世界の多くの危険な場所が今まさにはるかに、はるかに安全になろうとしているという筆者のより広い見解が付け加えられている。