メタプラネット、1億3200万ドルのビットコイン財務取引で米国進出
重要ポイント
- •メタプラネットは、約1億3,210万ドル相当の 2,100 BTC と現金250万ドルを、ナスダック上場の Super League Enterprise に株式、優先株、ワラントと引き換えに拠出する。
- •対象企業はティッカー SUPA の Superplanet, Inc. に改称され、メタプラネットの連結子会社となる見込みで、四半期中に完了予定の時点でメタプラネットは普通株の約95.7%を保有する見通しだ。
- •この取引により、メタプラネットは日本国外で初の事業拠点と米国市場での初の存在感を得て、2つの上場プラットフォームを通じて単一のグループ・ビットコイン・ポジションを複利的に拡大する戦略を進める。
- •Benchmark-StoneX の Mark Palmer 氏は、この取引が割引価格で調達した第三者の PIPE 資本ではなく、メタプラネット自身のバランスシート上のビットコインで資金調達されている点を指摘し、株数は8月14日に固定され、メタプラネット株には5年間のロックアップがあると述べた。
- •メタプラネットの現在の保有量は 43,000 BTC で、企業として3番目のビットコイン保有者となっている。一方、Strategy は最大保有者であり、企業ビットコイン財務モデルを先駆けた。

メタプラネットは、ナスダック上場の Super League Enterprise に対し、約1億3,210万ドル相当の 2,100 BTC と現金250万ドルを、株式、優先株、ワラントと引き換えに拠出することで合意した。同社は Superplanet に改称され、ティッカー SUPA で取引される予定だ。
この取引により、東京証券取引所上場の同社は日本国外で初の事業拠点を得るとともに、同社が支配するナスダック上場企業を通じて米国市場にも初めて足場を築くことになる。CEO の Simon Gerovich は、この動きを、2つの上場プラットフォームをまたいで単一のグループ・ビットコイン・ポジションを複利的に拡大する手段だと説明した。
発表によると、Super League Enterprise はゲームメディア企業である。取引完了後、同社は Superplanet, Inc. に改称され、メタプラネットの連結子会社となる一方、既存の広告事業は独立した事業セグメントとして継続される。メタプラネットは、四半期中に見込まれる完了時点で、Superplanet の普通株式の約95.7%を保有する見通しだ。
世界最大級の企業向けビットコイン保有者の一社となったメタプラネットは、現在 43,000 BTC を保有しており、企業保有者としては3番目の規模だと発表した。この分野の基準となるのは Strategy(旧 MicroStrategy)で、上場バランスシートを使ってビットコインを積み上げる企業ビットコイン財務モデルを先駆けた企業であり、現在も最大の企業保有者である。Gerovich は、同社が自社のビットコインを投入し、株式を拘束し、バランスシートで事業を支えることで、2つの上場プラットフォームにまたがる単一のグループ・ビットコイン・ポジションを複利的に拡大していると述べた。
Benchmark-StoneX のアナリスト Mark Palmer 氏は、メタプラネットを買い推奨としており、同社を「日本の Strategy」と呼んできたが、この取引は、過去1年半に見られた多くのシェル企業と PIPE を使った財務取引とは異なると指摘した。理由は、第三者資本を割引価格で調達するのではなく、メタプラネット自身のバランスシート上のビットコインで資金を賄っているためだ。こうした取引は、企業がビットコイン財務のための上場済み手段を求める中で広がってきた。通常は、休眠中のシェル企業と合併するか、PIPE(private investments in public equity、上場株式への私募投資)で資金を調達し、市場価格より割引された価格で行われることが多い。
Palmer 氏はまた、株数が8月14日に固定され、完了前にビットコイン価格に連動して変動しないこと、株式が値引き交渉ではなく Super League の直近終値付近で設定されたこと、さらにメタプラネットの株式には5年間のロックアップが付されることも指摘した。
この取引は、メタプラネットの野心を単なる積み上げからさらに広げるものでもある。同社は最近、日本の証券会社を買収してビットコイン利回り商品を開始し、ビットコイン担保の「Bitbonds」を導入し、以前には 2億5,000万ドル規模のビットコイン戦略を持つ米国子会社の計画も示していた。
Superplanet は、取引完了後に独自の 1株あたりビットコイン指標を公表する予定だ。