ニュースマクロ市場の注目は米CPI統計へ、投資家は重要なインフレ指標を待機

市場の注目は米CPI統計へ、投資家は重要なインフレ指標を待機

著者: Investinglive·

重要ポイント

  • 市場は、FRBの政策見通しに影響を与え得る主要材料として、今後発表される米CPI統計を注視している。
  • 欧州の経済指標は少なく、イタリア貿易収支のみで、ECBの金融政策見通しを変える可能性は低い。
  • 中東の供給リスクの高まりを受け、EIAは原油価格見通しを引き上げた。
  • 米財務省は3年債750億ドルを4.291%の最高利回りで入札した。
  • 欧州株はまちまちで終了し、DAXとIbexは史上最高値を更新した一方、NasdaqとS&P指数はほぼ横ばいだった。
市場の注目は米CPI統計へ、投資家は重要なインフレ指標を待機

市場は、まもなく発表される米CPI統計を待つ展開が続いており、トレーダーは重要なインフレ指標を前に概ねポジションを調整している。インフレ率の発表はFRBの次の一手に対する見方を左右する可能性が高く、低位の経済指標やヘッドライン主導のフローであっても、結果発表前は通常以上の注目を集める可能性がある。

欧州時間

欧州の経済指標は限られており、発表予定はイタリア貿易収支のみ。これらの数値が欧州中央銀行(ECB)の金融政策見通しを変える可能性は低く、市場の反応は限定的になる見込み。

投資家が米CPI統計を待つなか、欧州市場の値動きは概ねレンジ内で推移するとみられる。ただし、発表前にヘッジ需要が強まれば、各資産クラスで調整が入る可能性もある。

米国時間

米国時間は、週次の米ADP雇用変化と米中古住宅販売件数など、低位の経済指標が中心となる。いずれの発表もFRBの政策軌道に影響を与えるとはみられておらず、市場反応は抑制的になると考えられる。

市場の焦点は引き続き、今後発表される米CPI統計と継続する米イラン関連の動向にある。これらが当面の市場心理の主な材料であり、現時点ではトレーダーはインフレ統計を主要イベントとみなしている。すでに株式、金利、コモディティでまちまちなシグナルが出ていることが、その背景にある。

市況概要

取引日の相場動向には、以下のような材料があった。

  • EIAは、中東の供給リスクが見通しを引き締めたことを受け、原油価格見通しを引き上げた。
  • 米財務省は、750億ドルの3年債を4.291%の最高利回りで入札した。
  • FRBのグールズビー氏は、経済が直面する最大の問題はインフレだと述べた。
  • 欧州株はまちまちで終了し、DAXとIbexは史上最高値で引けた。
  • NZDUSDは直近7営業日で49ピップスのレンジで推移した。
  • NasdaqとS&P指数は当日ほぼ横ばいだった。
  • 7月の米中古住宅販売件数は406万件となり、予想の405万件を上回った。
  • パキスタンの閣僚の発言が原油相場の重しとなった。
  • RBAの金利決定後、AUDUSDは上昇した。