MARAは2026年上半期に23,093ビットコインを売却、35,577 BTCの財務保有を維持
重要ポイント
- •MARAは2026年の最初の6か月間で23,093 BTCを約16億ドルで売却し、年内最大規模の企業によるビットコイン売却の一つとなった。
- •今回の売却は、自社で採掘したビットコインのほぼ全てをバランスシートに保有するというMARAの以前の方針からの転換を意味する。
- •取引後も、MARAは現在の市場価格で約23億ドル相当とされる35,577 BTCを保有している。
- •MARAは上場企業のビットコインホルダーとして最大規模に位置しており、MicroStrategyなどの企業に次ぐ規模である。
- •今回の売却は、2024年4月のハーフィング後の採掘経済の圧縮を背景に行われており、同ハーフィングによりブロック報酬は1ブロックあたり6.25 BTCから3.125 BTCに減少した。

ビットコイン採掘企業のMARAは2026年上半期に23,093 BTCを売却し、約16億ドルの収益を計上した。今回の売却は今年報告された企業によるビットコイン売却の中で最大規模の一つであり、採掘したビットコインの一部を現金化しつつ、実質的な財務保有ポジションを維持する同社のアプローチを反映している。この動きは、以前は自社で採掘したビットコインのほぼ全てをバランスシートに保有する方針を追求していたMARAにとって注目すべき転換点である。
売却の規模にもかかわらず、MARAはビットコインをバランスシートに保有する上場企業の中で依然として上位に位置しており、企業ホルダーとしてはMicroStrategyなどに次ぐ地位にある。
保有量は35,000 BTC超を維持
取引完了後も、MARAは35,577 BTCを保有しており、現在の市場価格に基づく残存するビットコイン財務資産の価値は約23億ドルである。
企業のビットコイン保有量は、採掘企業が流動性をどう管理し、事業資金をどう調達し、暗号資産への長期的なエクスポージャーをどうバランスさせるかを示す指標として、投資家によって注視されている。MARAが保有の一部を売却しつつも大幅な準備高を維持する判断は、同社が引き続きビットコインを戦略的な財務資産と見なしていることを示唆している。今回の部分売却は、2024年4月にブロック報酬が1ブロックあたり6.25 BTCから3.125 BTCに減少したハーフィング後の環境下で、採掘業者が既存の保有資産からの収益を最適化する圧力に直面している中で行われた。
LATEST: Bitcoin miner MARA sold 23,093 $BTC for $1.6B in the first half of 2026. The company still holds 35,577 BTC worth roughly $2.3B. pic.twitter.com/9jn5nlaX6C — Cointelegraph (@Cointelegraph) August 10, 2026
採掘セクターの財務戦略に関するより広い文脈
MARAのビットコイン売却は、大手採掘企業がビットコインの長期的なパフォーマンスへのエクスポージャーを維持しながら、保有資産から利益を確定できることを示している。デジタル資産の機関投資家による導入が拡大し続ける中、他の上場採掘企業が同様の財務戦略を採用するか、それとも採掘したビットコインのより多くを保有し続けるかについて、市場観察者の関心が集まるだろう。このトレンドはまた、セクター全体にとってより大きな問いを浮き彫りにしている。すなわち、2024年のハーフィングに続くブロック報酬経済の圧縮が、より多くの採掘業者に対して、投機的な決定ではなくビジネスモデルの構造的特徴としての定期的な現金化を促進するかどうかである。
MARAの35,000 BTCを超える残存準備高は、同社が現在の市場において最大規模の企業ビットコインホルダーの一つであるという地位を裏付けている。