レーマン・マリン、ギリシャで船舶用バッテリー生産を拡大
重要ポイント
- •レーマン・マリンは、ギリシャ・クサンティのサンライト・グループの施設に新たな自動化バッテリーラインの生産を開始。最初の82基のCUBEバッテリーモジュールの品質検査が完了した。
- •バッテリーモジュールは毎週、ドイツ・ヒットフェルトのレーマン・マリンの拡張本社に出荷され、最終的なシステム統合、試験、供給が行われる。
- •新ラインはフル稼働時に年間最大300 MWhの生産能力に達する見込みで、需要増に応じたライン追加も可能。
- •この提携はサンライト・グループの大規模バッテリー製造力とレーマン・マリンの海洋エンジニアリング専門性を融合し、リードタイム短縮とサプライチェーンの安定化を目指す。
- •IMOの温室効果ガス削減戦略や2024年からのEU排出量取引制度への海運の組み入れなど、排出規制の強化がバッテリー電動・ハイブリッド推進への需要を後押ししている。

レーマン・マリン(Lehmann Marine)は、ギリシャ北部クサンティにあるサンライト・グループ(Sunlight Group)の工業施設内に新たな製造ラインを設け、船舶用バッテリーの生産能力を拡大した。
同社が月曜日に自社ウェブサイトの声明で明らかにしたところによると、このラインは最初の82基のCUBEバッテリーモジュールの組立と品質検査が完了し、生産を開始した。
モジュールは毎週、ドイツ・ヒットフェルトにあるレーマン・マリンの拡張された本社へ出荷され、そこで最終的なシステム統合と試験を受けた後、供給される。
この自動化ラインは、フル稼働時には年間最大300 MWhの生産に到達すると見込まれている。需要の増加に応じて、さらなるラインの追加も可能だ。
今回の拡大は、サンライト・グループの大規模バッテリー製造能力とレーマン・マリンの海洋エンジニアリングの専門性を組み合わせるもので、両社は顧客に対するリードタイムの短縮とサプライチェーンの安定性向上を目指している。
この生産能力増強は、海運業界が排出規制の強化に直面しているなかで実施された。国際海事機関(IMO)の船舶からの温室効果ガス排出削減戦略や、2024年からのEU排出量取引制度(ETS)への海運の組み入れなどにより、フェリー、タグボート、洋上支援船などにおけるバッテリー電動・ハイブリッド推進への関心が高まっている。
各バッテリーシステムは両施設で品質検査を受ける。まずクサンティで自動検査が行われ、最後にヒットフェルトでコミッショニング(試運転調整)が実施される。