ニュース暗号資産日本の金融庁と警察庁が暗号資産取引所に詐欺対策としての出金遅延を要請

日本の金融庁と警察庁が暗号資産取引所に詐欺対策としての出金遅延を要請

著者: Cointelegraph·

重要ポイント

  • 日本の金融庁と警察庁はJVCEAに対し、暗号資産取引所に詐欺防止の保護措置の導入を求める拘束力のない要請を共同で提出した。
  • 提案された保護措置には、出金遅延、待機期間を伴う事前登録済み出金アドレス、顧客別の出金上限額、監視の強化、フィッシング耐性のある多要素認証、送金者名の確認が含まれる。
  • この要請は、顧客被害の拡大や、詐欺で得られた資金が暗号資産取引所のアカウントに送金される事例の増加に対応するものである。
  • 金融庁は、各取引所が自身の事業、サービス、リスク暴露に基づいて推奨事項の実装方法を判断すべきと述べた。
  • 提案された措置は日本の自主規制的アプローチと一致しており、他国の金融規制当局が採用または検討している詐欺防止メカニズムと共通する要素を含んでいる。
日本の金融庁と警察庁が暗号資産取引所に詐欺対策としての出金遅延を要請

日本の金融庁(FSA)は、デジタル資産ユーザーを標的としたますます巧妙化する詐欺に対処するため、暗号資産取引所に対して出金遅延などの保護措置の実施を求めた。

木曜日、金融庁は警察庁と共同で要請を提出したと発表した。これは、暗号資産取引所の顧客の被害拡大や、詐欺的手法で取得された資金が取引所アカウントに送金される事例の増加を受けたものである。日本は2014年のMt. Gox取引所崩壊後に取引所向けのライセンス制度を導入するなど、世界でもより確立された暗号資産規制フレームワークを維持しており、今回の措置はその消費者保護の基盤の上に構築されるものである。

この要請は、日本の暗号資産取引プラットフォームの自主規制機関である日本暗号資産取引業協会(JVCEA)に対して行われた。以下の保護措置が提示されている:

  • 出金遅延: 取引所は、顧客が法定通貨を入金またはデジタル資産を購入した後、一定期間暗号資産の出金を制限することが求められる。
  • 事前登録された出金アドレス: ユーザーは出金アドレスを事前に登録することが義務付けられ、新しく追加されたアドレスが使用可能になるまでの待機期間が設けられる。
  • 顧客別の出金限度額: プラットフォームは出金額について個別の上限を設定すべきである。
  • 監視の強化: 取引およびアクセス環境に対するより強力な監視が推奨される。
  • フィッシング耐性のある多要素認証: 取引所はより堅牢な認証方法を導入すべきである。
  • 送金者名の確認: 銀行の送金者名が暗号資産アカウント保有者の名前と一致することを確認するためのチェックを設けるべきである。

金融庁は、これらの措置は拘束力のある規則ではないと強調した。同庁は、各取引所が独自の事業、サービス、および悪用への露出の程度に基づいて推奨事項の実装方法を判断すべきと述べた。この要請の拘束力のない性質は、JVCEAを自主規制機関として活用し、取引所が業界全体で協調して採用すべきガイドラインを確立するという日本のアプローチと一致している。

この共同要請は、詐欺的手法における取引所アカウントの悪用に対する日本当局の懸念の高まりを反映しており、暗号資産ユーザーの保護を強化する取り組みを強調するものである。提示された保護措置、特に事前登録された出金アドレスや送金者名の確認は、暗号資産送金の迅速性と不可逆性を悪用する同様の詐欺パターンに対処する他国の金融規制当局によって採用または検討されている詐欺防止メカニズムと共通するものである。

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