ニュースマクロインドのサービス部門の成長が4年ぶりの低水準、国内需要の弱さが重しに

インドのサービス部門の成長が4年ぶりの低水準、国内需要の弱さが重しに

著者: CryptoBriefing·

重要ポイント

  • HSBCインド・サービスPMIは7月に53.3へ低下し、6月の57.4から下振れして2022年2月以来の低水準となったが、50は上回った。
  • HSBCフラッシュ・インド総合PMI出力指数は54.3に低下し、2022年3月以来の低い総合水準となった。
  • 製造業も軟化し、製造業PMIは53.5まで低下して2021年8月以来の弱さとなった。
  • サービス部門の減速は主に国内需要の弱さが要因で、新規受注の伸びは2022年2月以来の鈍さとなった。
  • 7月の新規輸出受注はUAE、英国、米国からの需要に支えられて加速し、企業景況感は7カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。
インドのサービス部門の成長が4年ぶりの低水準、国内需要の弱さが重しに

インドのサービス部門は、長く同国の経済拡大を牽引してきたが、7月に明確に減速した。S&P Global がまとめた HSBCインド・サービスPMIは、6月の57.4から53.3に低下した。拡大と縮小の分かれ目である50を上回ったものの、2022年2月以来の弱い水準だった。

数値が示す内容

減速はサービス業に限られなかった。サービス業と製造業を合わせた HSBCフラッシュ・インド総合PMI出力指数は、7月に6月の57.1から54.3へ低下し、2022年3月以来の低水準となった。

製造業も軟化した。製造業PMIは54.2から53.5に低下し、2021年8月以来の弱さだった。

サービス業の減速を主導したのは、国内需要の弱さだった。新規受注の流入は2022年2月以来の最も緩やかな伸びとなり、企業は競争圧力の強まりと国内顧客からの新規問い合わせの減少を指摘した。国内需要は世界環境がなお不安定な中でも、インドの成長モメンタムを支える重要な要因である。

一方、7月の新規輸出受注は加速し、UAE、英国、米国などの国際市場からの需要が強まった。サービス部門の雇用は小幅に改善した。投入コストのインフレもやや緩和したが、販売価格のインフレは同時に上昇し、需要が弱まる中でも企業がコストを転嫁し続けていたことを示唆した。企業景況感は7カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。

7月の調査データは主に7月8日から7月27日にかけて収集された。

投資家と暗号資産市場への意味

反対論も考慮する価値がある。米国、英国、UAEからの輸出受注の強さは、インドの対外部門が堅調を維持していることを示しており、国内需要の弱さをある程度相殺する可能性がある。

今後注視すべき重要な指標は、サービスPMIが現在の水準付近で安定するのか、それとも下落を続けるのかだ。50台前半の水準は、成長が続いているものの勢いを失いつつあることを示す。50を下回れば、明確な縮小を意味する。