追加のAPMガス割り当てでIGL、MGL、Adani Total Gasの株価が5%超上昇
重要ポイント
- •都市ガス配送セクターへのAPM天然ガスの追加割り当てを受け、8月19日水曜日にIndraprastha Gas、Mahanagar Gas、Adani Total Gasの株価が5%超上昇した。
- •ICICI Securitiesのアナリスト、Probal Sen氏は、APMガスの追加割り当てがIGLとMGLに恩恵をもたらし、ガス生産が50%増加すると予想している。
- •今会計年度の当初、CNG需要のうちAPMガスで満たされる割合は約90%から約75%に引き下げられ仕入れコストが上昇したが、今回の追加割り当てによりその負担が緩和されつつある。
- •インド政府は、2030年までに天然ガスを同国の一次エネルギーミックスに占める割合を現在の約6%から15%に引き上げる目標を掲げている。
- •IGLはデリーおよび首都圏(NCR)周辺地域で都市ガス網を運営し、MGLはムンバイとその周辺地域を担当、Adani Total GasはAdani GroupとフランスのTotalEnergiesによる合弁会社である。

都市ガス配送事業者であるIndraprastha Gas Ltd(IGL)、Mahanagar Gas Ltd(MGL)、Adani Total Gas Ltdの株価は8月19日水曜日、当該セクターへのAPM天然ガスの追加割り当てに関連して5%超上昇した。
ICICI SecuritiesのProbal Sen氏は水曜日にCNBC-TV18との対談の中で、APMガスの追加割り当てはIGLとMGLの双方に有益になると述べた。同氏は、今回の措置によりガス生産が50%増加すると予想している。
APM(Administered Price Mechanism、管理価格メカニズム)ガスとは、輸入LNGなど市場連動型の代替ガスよりも低い規制価格でインド政府が割り当てる国産天然ガスである。都市ガス配送事業者はこうした国内割り当てに依存して、車両向けに圧縮天然ガス(CNG)を、家庭・商業施設・産業ユーザー向けにパイプライン天然ガス(PNG)を供給している。そのため、APM割り当ての増加は、事業者が調達できる低コストの国産ガスの割合を高めることになる。
割り当ては政府によって定期的に見直されており、不足分はより高価な市場価格のガスで補う必要がある。今会計年度の当初、CNG需要のうちAPMガスで満たされる割合は約90%から約75%に引き下げられ、業界全体で仕入れコストが上昇した。今回の追加割り当てはこの逼迫を緩和し、数量見通しに対するアナリストの前向きな見方を下支えしている。
今回の措置はセクター全体にとっても重要な意味を持つ。都市ガス網は、石油天然ガス規制委員会(PNGRB)が実施した一連の認可ラウンドを通じて国内の大部分へと拡大しており、政府は2030年までに天然ガスをインドの一次エネルギーミックスに占める割合を現在の約6%から15%へ引き上げる目標を掲げている。このため、競争力のある価格の国産ガスの確保が、CNGおよびPNG販売の経済性の中心的な要素となっている。
Indraprastha Gasは、デリーおよび首都圏(NCR)の周辺地域(Noida、Greater Noida、Ghaziabad、Gurugramを含む)で都市ガス配送網を運営している。Mahanagar Gasはムンバイとその周辺地域にサービスを提供している。Adani Total GasはインドのAdani GroupとフランスのTotalEnergiesによる合弁会社であり、インドの複数の都市で都市ガス配送網を展開している。
3社はいずれもインドのNational Stock Exchange(NSE)とBSEに上場している。短期的には、市場参加者は追加割り当ての実施状況、今後の四半期で報告される数量とマージンへの影響、そして政府の国内ガス割り当ての優先順位に関するさらなる見直しの有無を注視していくことになる。
出典:CNBC-TV18