ハル・シティ、1億5,000万ポンド超の夏の補強を経てアストン・ヴィラと対戦
重要ポイント
- •ハル・シティは今夏、約1億7,565万ユーロをかけて15名の新戦力を獲得し、プレミアリーグ開幕2試合で連勝している。
- •アストン・ヴィラはモーガン・ロジャースのチェルシーへの1億1,700万ポンド移籍を含め、総額3億1,300万ポンド超の売却収入を得た。一部はUEFAの財務和解を順守するためである。
- •ヴィラは開幕2連敗で、今季初の勝ち点をまだ得ていない。
- •金曜の試合は、2018/19シーズン以来となる両クラブのプレミアリーグでの対戦である。
- •報道によれば、ハルはEFLの財政持続可能性ルール違反を避けるため、選手売却で約600万ポンドを生み出す必要があるという。

プレミアリーグに昇格したばかりのハル・シティは、夏の移籍市場で約1億7,565万ユーロを投じ、金曜夜にMKMスタジアムでアストン・ヴィラを迎え撃つ。この一戦は、プレミアリーグの移籍市場における全く異なる2つのアプローチを浮き彫りにする。
ハルは15名の新戦力を獲得した。一方ヴィラはまったく別のゲームを展開した。10名を買い、9名を売り、その過程で3億ポンド超を確保したのだ。金曜の日本時間深夜(英国夏時間17時30分)のキックオフは、サッカーの試合であると同時に、財政哲学の衝突でもある。
ハルの生存をかけた大型投資
ハルの15名の新加入にはノーベル・メンディやゴールキーパーのコスタンティノス・ツォラキスが含まれ、多くの昇格クラブが陥る運命――1シーズンだけの登場と、屈辱的なチャンピオンシップ(2部)への逆戻り――を回避するため、クラブは積極的な投資を行っている。近年のプレミアリーグの歴史が示すように、このリスクは現実のものだ。直近のシーズンでは昇格クラブの大半が即降格しており、それこそがハルの支出が回避しようとしている結果である。
ハルは開幕から連勝で金曜の試合に臨む。2016/17シーズン以来プレミアリーグから遠ざかっていたクラブにとって、これは決して小さな偉業ではない。大幅に再構築された戦力がどれだけ早く融合できるかは、シーズンが進む中で注目されるポイントだ。15名の新加入は、チームの大部分がこのレベルでプレーした経験がないことを意味する。
報道によれば、ハルはEFL(イングリッシュ・フットボールリーグ)の財政持続可能性ルール違反を避けるため、選手売却で約600万ポンドを生み出す必要があるという。
ヴィラの途中からの再構築
ヴィラのヘッドラインは、モーガン・ロジャースをチェルシーへ1億1,700万ポンドで売却した移籍だった。この単独取引が総額3億1,300万ポンド超に上る夏の売却を支え、ウナイ・エメリ監督に資金を提供するとともに、クラブの財政に hanging overしていた(重くのしかかっていた)UEFAとの和解協定の順守にも寄与した。財政持続可能性ルール違反をめぐりUEFAと合意したこの和解は、支出および人件費目標の達成をヴィラに求めるものであり、今夏の大規模な売却はサッカー上の決断であると同時にコンプライアンス上の対応でもあった。
ニコラス・ジャクソンとイブラヒマ・ムバイエが、戦力の若返りを図る10名の補強組の顔ぶれだ。ヴィラは開幕2試合で連敗し、今季初の勝ち点をまだ得られていない。2023/24シーズンにチャンピオンズリーグ圏内で終え、昨シーズンは欧州最高峰の大会に出場したチームにとって、早期のプレッシャーがかかっている。エメリ監督が再構築した戦力が早期の低迷を避けるべくその水準をどれだけ速く取り戻せるかは、金曜の試合が答えの出始める問いのひとつだ。
数年ぶりの対戦
これは2018/19シーズン以来となる、両クラブのプレミアリーグでの初顔合わせである。
MKMスタジアムは、ハルにとって今季初のプレミアリーグのホームゲームの舞台となる。遠征するヴィラサポーター向けのチケットは、一般大人席が30ポンドに設定されている。
ハルのティム・ヘリントン監督は、クラブの躍進を「クレイジー(信じられない)」と表現した。