共和党のカーティス上院議員、クリプト関連事業を理由にトランプJr.氏とハンター・バイデン氏の調査を要求
重要ポイント
- •ユタ州選出の共和党上院議員ジョン・カーティス氏は月曜日、上院司法委員会のチャック・グラスリー委員長と筆頭理事のディック・ダービン氏に書簡を送り、ドナルド・トランプJr.氏とハンター・バイデン氏の調査、両氏への召喚状を含む要請を行った。
- •カーティス氏は、ドナルド・トランプJr.氏がロシア人オリガルヒのウマル・クレムリョフ氏からの結婚祝いを受け取ったこと、家族が関与するクリプト関連事業の宣伝、CFTCの監督下にある予測市場プラットフォームでの役割を挙げた。大統領は息子がクレムリョフ氏に返金したと述べている。
- •ハンター・バイデン氏に対する調査案の焦点は、海外企業との大規模なビジネス取引であり、カーティス氏は調査が事実の確認、適用される倫理規定・開示義務・腐敗防止法の判断、必要な改革の特定を目指すべきだと述べた。
- •トランプ一族のクリプト活動の精査を求める過去の呼びかけは主に民主党によるもので、大統領のミームコイン、一族のWorld Liberty Financial事業、アブダビ王族関連の5億ドルの取引が対象であった。
- •書簡は、一部の民主党議員がトランプ氏の申告した2025年のデジタル資産収益14億ドルを支持保留の理由として挙げたCLARITY法案の上院での否決から1週間後に送られた。

ユタ州選出の共和党上院議員ジョン・カーティス氏は、米国のドナルド・トランプ大統領とジョー・バイデン前大統領の息子たちに関する調査の実施を求め、上院司法委員会の指導部に書簡を送付した。同氏は大統領のクリプト業界への関与に言及している。
カーティス氏は月曜日、委員会のチャック・グラスリー委員長と筆頭理事のディック・ダービン氏に宛てた書簡の中で、委員会が「国内外の利益を得るための私的金融上の利益、優遇措置、またはアクセスを目的とした大統領の家族関係の利用」を調査すべきだと述べた。また、ドナルド・トランプJr.氏とジョー・バイデン氏の息子であるハンター・バイデン氏への召喚状も要請した。
カーティス氏は特に、結婚に際してロシア人オリガルヒのウマル・クレムリョフ氏から贈り物を受け取ったこと、「家族が関与するクリプト関連事業の積極的な宣伝」、および商品先物取引委員会(CFTC)の規制管轄下にある予測市場プラットフォームでの顧問役を、ドナルド・トランプJr.氏について挙げた。先週、大統領は息子がクレムリョフ氏に返金したことを明かしており、トランプJr.氏とその妻はこれを「心のこもった祝い」と呼んでいた。
カーティス氏はまた、ハンター・バイデン氏についても「海外企業との大規模なビジネス」や、両氏と大統領職の関係が「価値を提供するものとして言及または理解された」事例を理由に、同様の調査を求めた。バイデン大統領は2024年12月、「過去10年間に犯した、または犯した可能性のある、あるいは関与した罪」について息子を赦免しており、カーティス氏はハンター氏が「自身のビジネス取引に父を関与させたことを否定してきた」と指摘した。
カーティス氏は「こうした調査の目的は明確であるべきだ。事実を確認し、既存の倫理規定、開示義務、腐敗防止法が適用されるかを判断し、大統領職がその周辺者による私的富の手段にならないよう必要な改革を特定することだ」と述べた。
カーティス上院議員は、この書簡を上院の公式ウェブサイト(PDF)で公開し、Xへの投稿で発表した。
トランプ一族とクリプト業界の関係に関する調査の呼びかけは、現在の議会会期で目新しいものではないが、これまでのところ主に下院・上院の民主党議員によるものであった。議員らは、トランプ氏のミームコイン、一族のWorld Liberty Financial事業、アブダビ王族関連の5億ドルの取引をめぐる潜在的な利益相反の調査を当局に求めている。
カーティス氏は上院での初任期を務めており、再選は2030年まで行われない。要請が大統領の与党から発せられたものである点で、これまでの主に民主党主導の取り組みのパターンから外れており、グラスリー委員長とダービン理事が書簡(提案された召喚状を含む)に基づいて行動するかどうかが、委員会での調査の進展を左右することになる。
中間選挙を控え、CLARITY法案は依然米上院で宙吊り状態
ドナルド・トランプJr.氏とハンター・バイデン氏への調査要請は、上院共和党が民主党の支持を十分に取り付けられず、デジタル資産市場CLARITY法案(Digital Asset Market Clarity Act)の可決に失敗してから1週間後に行われた。同法案はクリプト業界向けの市場構造ルールを定めることが期待されている。
一部の民主党議員によれば、法案を支持しなかった争点の一つは、トランプ氏が「クリプトを利用して大統領職を利益創出マシンに変えている」という点であった。大統領は2025年にデジタル資産関連の事業から14億ドルを稼いだと申告している。
共和党側は、採決前に大統領が自身のクリプト投資に影響するより厳格な倫理条項を法案に盛込むことに同意したと述べたが、多くの民主党議員は、これらの措置では腐敗を防ぐのに十分ではないと主張した。中間選挙が近づき、大統領のデジタル資産収益がすでに市場構造法案をめぐる議論の争点となっている中、今回の調査要請により、停滞している法案とともに、大統領のクリプト事業に対する議会の監視が引き続き上院の議題にとどまることになる。