investingLive 米州市場ニュースまとめ:金相場が急上昇
重要ポイント
- •金は169ドル上昇して4,245ドルとなり、中央銀行の買い入れ、安全資産への需要、米ドルの軟化に支えられた2025年の上昇トレンドを延長した。
- •7月ADP全米雇用報告は予想70,000人に対しわずか44,000人の増加にとどまり、民間部門の雇用拡大が冷え込みつつあることを示した。
- •米国サービス部門の活動は引き続き拡張圏内に留まり、ISM非製造業指数は54.1、S&Pグローバル最終PMIは54.6だった。
- •FRBカシュカリ氏は労働市場の軟化の兆候が現れる中でも、早期に小幅利上げを始めるべきと主張した。
- •グーグルのAI部門トップ人事刷新が競争力への懸念を招き、株式市場は序盤の高値から下落し、S&P 500は0.2%安、ナスダックは0.8%安となった。

米7月ISM非製造業景気指数 54.1(予想54.5)
米7月ADP全米雇用報告 +44K(予想+70K)
米S&Pグローバル・サービシズ最終PMI 54.6(速報値53.6)
FRBカシュカリ氏:待つより今すぐ小幅利上げを始めるべき
市場:
金 169ドル高の4245ドル
米10年債利回り 1.2bps低下の4.61%
WTI原油 69セント安の75.08ドル
S&P 500 0.2%安、ナスダック 0.8%安
CADが主導、USDが遅れ
金は水曜日の主要な焦点となり、アジア時間後半から欧州市場クローズにかけて強く安定した買いが維持された。買いが加速した明確なきっかけは不明だが、平和への期待、米ドルの軟化による介入、プラスのリスク選好が組み合わさって支えた可能性が高い。テクニカル面では、約4000ドル付近が過去5週間にわたり維持され、そのベースの上に当日の急上昇が続いた。169ドルの急上昇により金は4245ドルに達し、中央銀行の買い入れと安全資産への持続的な需要に支えられた2025年の上昇トレンドを延長した。また、この動きは米実質利回りの低下と同時に起きた。10年債利回りが1.2bps低下して4.61%となり、利子を生まない金の保有機会コストが低下した。
ドル軟化の背景はADP全米雇用報告の予想外れによって強化された。7月の雇用増加は予想+70Kに対しわずか+44Kにとどまり、同シリーズで最も弱い結果の一つであり、民間部門の雇用拡大が冷え込みつつあるシグナルとなった。このデータは、FRBカシュカリ氏の「待つより今すぐ小幅利上げを始めるべき」という主張と不協和音を奏しており、軟化する労働データと依然としてタカ派的なFOMCメンバー間の緊張を浮き彫りにした。ただし、サービスPMIは引き続き拡張圏内にしっかりと留まり、S&Pグローバル最終値が54.6、ISMが54.1となり、米国経済の支配的なセクターにおける活動が雇用の鈍化にもかかわらず成長を続けていることを示した。
外国為替市場では、カナダドルが金相場の上昇に押されて最強のパフォーマンスを記録した。その他の通貨の動きは比較的限定的だったが、セッション全体では明確なリスクオンのニュアンスがあった。
株式市場では、先物がしっかりと高く寄り付いたものの、グーグルのAI部門トップ人事の刷新が競争力低下への懸念を招き、寄り付き直後から売りが出た。この反応は、メガキャップのバリュエーションが競争環境の変化に対していかに敏感であるかを示しており、リーダーシップの変更が潜在的な戦略転換と解釈されている。取引終了後、ウエスタン・デジタルとサンディスクが決算発表後に売られたため、市場の基調に下押し圧力がかかる可能性がある。一方、エヌビディアが上昇し、大型銘柄をリードした。