米連邦準備制度理事会、2026年8月・9月の割引率会合の議事録を公表
重要ポイント
- •FRB理事会は2026年10月13日に割引率会合の議事録を公表した。対象は2026年8月17日、9月9日、9月16日に開催された会合。
- •割引率は、預金取扱機関がFRBの常設の短期担保付き貸出機能であるディスカウント・ウィンドウを通じて直接借入する際に支払う金利コストである。
- •理事会は、割引率の設定プロセスがFOMCによるフェデラルファンド金利の誘導目標レンジ設定のプロセスとは構造的に別個であると述べた。
- •各地区連銀の理事会は少なくとも14日ごとに割引率を見直し、最終的な審査・決定はワシントンD.C.の理事会(Board of Governors)が担う。
- •議事録の全文はPDFとして連邦準備制度のウェブサイトで公開され、当初のプレスリリースと併せて提供された。

米連邦準備制度理事会(FRB)は2026年10月13日(火)、ディスカウント・ウィンドウを通じて預金取扱機関に提供される割引率の見直しと決定を行った最近の会合の議事録を公表した。議事録は米東部時間午後2時に公開されたもので、2026年8月17日、9月9日、9月16日に開催された3つの理事会会合を対象としている。割引率は預金取扱機関がFRBから直接借入する際に支払う金利であるため、今回の議事録は、その借入コストをめぐる理事会の審議の公開記録として位置づけられる。
全文は添付ファイル(PDF)として連邦準備制度のウェブサイトで公開されており、当初のプレスリリースと併せて閲覧できる。
FOMCのプロセスとは別個の仕組み
プレスリリースの中で理事会は、割引率の設定プロセスが、中央銀行の主要な金融政策金利であるフェデラルファンド金利の誘導目標レンジを設定する連邦公開市場委員会(FOMC)のプロセスとは別個のものであると述べた。この違いは構造的なものである。割引率は各地区連銀の理事会による見直しを経て、理事会(Board of Governors)による審査・決定を受ける一方、フェデラルファンドの誘導目標レンジはFOMCが設定する。つまり今回の公表は、委員会の金利会合とは別の意思決定の流れを記録するものとなっている。
ディスカウント・ウィンドウの背景
ディスカウント・ウィンドウはFRBの常設貸出機能であり、商業銀行や信用組合を含む適格な預金取扱機関は、管轄の地区連銀から直接借入することができる。通常は短期かつ完全な担保付きで行われる。こうした貸付に適用される金利は、とりわけプライマリークレジット金利が代表例で、一般的に割引率と呼ばれる。常設機能として、ディスカウント・ウィンドウは銀行システムにとって随時利用可能な短期流動性の供給源として位置づけられており、このプロセスを通じて決定される金利がその借入の価格を決定する。
長年の手続きに基づき、各地区連銀の理事会は少なくとも14日ごとに割引率を見直すことになっており、これらの金利はワシントンD.C.の理事会による審査・決定を受ける。今回火曜日に公表された議事録は、8月日、9月9日、9月16日の各会合におけるこうした決定をめぐる理事会の審議を記録したものである。理事会は割引率の見直しの終了後にこうした議事録を定期的に公表しており、見直しが少なくとも14日ごとに行われるため、その後の見直し会合の議事録も同様の公表サイクルに従うことになる。
報道機関からの問い合わせ先
理事会は報道機関からの問い合わせを広報室に誘導しており、広報室には202-452-2955で連絡することができる。