ニュースマクロ予測市場、FRBが9月会合で据え置きの確率を74%と示す

予測市場、FRBが9月会合で据え置きの確率を74%と示す

著者: Decrypt·

重要ポイント

  • Polymarket、Kalshi、Myriadのいずれも、FRBが9月に政策を変更しない確率を約73%〜75%と示している。
  • 9月のFRB決定市場は大きな活況を呈しており、Polymarketでは3,390万ドルの取引額、Kalshiでは約1,000万ドルの賭け金が記録されている。
  • フェデラルファンド金利は資金調達コストに影響し、安全資産と、テック株や暗号資産などのリスク資産との間で資金を移動させうる。
  • 7月の会合でFOMCは9対3の投票で金利を3.50%〜3.75%に維持し、3人のメンバーが利上げを支持した。
  • 9月15〜16日のFOMC会合では、最新の経済見通しの更新と、政策声明後の記者会見が行われる。
予測市場、FRBが9月会合で据え置きの確率を74%と示す

予測市場は、FRB(米連邦準備制度理事会)の9月会合に関する見方でほぼ一本化しつつある。つまり、何も変わらないだろうということだ。

Polymarketの「Fed Decision in September?」市場では、据え置きの確率が74%、0.25ポイントの利上げが25%、利下げは約1%となっており、取引額は3,390万ドルに達している。CFTC(米商品先物取引委員会)の規制下にある取引所Kalshiもほぼ同じ73.5%を示しており、9月のFRB決定契約には約1,000万ドルが賭けられている。Decryptの親会社Dastanが運営する予測プラットフォームMyriadは、「Fed Decision in September?」市場で「No Change(据え置き)」を約75%の確率で示しており、実際の取引価格は71%前後で推移している。同市場は9月15〜16日のFOMC会合の後に決着する。3つのプラットフォーム間の差は十分に小さく、コンセンサスと読み取れる。金利予想はかつてフェデラルファンド先物を通じてほぼ独占的に読み取られていたが、トレーダーが明確に定義された結果に実際の資金を賭ける予測市場は現在、CMEのFedWatchのような先物ベースのツールと並ぶもう一つの指標として機能している。

トレーダーや投資家がFRBの決定をこれほど注視するのは、フェデラルファンド金利が金融市場のほぼあらゆる領域に波及するためだ。この金利は資金調達の基準コストを定め、それがさらに、投資家がよりリスクの高い賭けにいくら払う意思があるかを左右する。FRBが利上げすれば借入コストが上昇し、米国債のような安全資産のリターンが相対的に改善して、市場の投機的な領域から資金を引き寄せる。利下げすれば、低コストの資金はテック株や暗号資産といったリスク資産へと還流しやすくなる。

こうした力学は今年、繰り返し繰り広げられてきた。ビットコインとイーサリアムは直近のFRBによる据え置きの前後で揺れ動き、年初には強い雇用統計が利下げへの疑念を生んで価格は下落した。トレーダーはまた、据え置きが基本シナリオであるにもかかわらず、サプライズ利上げに備えている。

落ち着いたプライシングは、こうした広い背景を反映している。7月の会合でFOMC(米連邦公開市場委員会)は、賛成9対反対3と意見が割れた投票の末、フェデラルファンド金利を3.50%〜3.75%の水準で維持した。3人のメンバーが利上げを主張していた。ロイターの調査では、経済学者の約70%が2026年末まで金利が変わらないと予想している。

FOMCは9月15〜16日に会合を開き、政策声明は9月16日に発表される予定だ。9月は、個々の金利見通しを示す「ドット・プロット」を含む経済見通しの要約(SEP)を更新する四半期ごとの会合の一つでもあり、議長は声明発表後に記者会見を行う。これは、決定そのもの先を見通そうとする市場にとって、追加の指針の層となっている。