ニュースマクロ米連邦準備制度理事会、2026年7月20日と7月29日の割引率会合の議事録を公表

米連邦準備制度理事会、2026年7月20日と7月29日の割引率会合の議事録を公表

著者: Federal Reserve - Press Releases·

重要ポイント

  • 米連邦準備制度理事会は2026年8月25日、割引率の決定を審議した7月20日と7月29日の会合を対象とする議事録を公表し、全文はPDF添付資料として公開された。
  • 割引率は、米連邦準備制度の割引窓口を通じる担保付き貸出に適用される。割引窓口は一次信用、二次信用、季節信用の3つのプログラムで運営されており、一般に割引率として引用されるのは一次信用金利である。
  • 金利決定は行政手続きによるもので、12の地区連邦準備銀行の理事会が変更案を提出し、ワシントンD.C.の連邦準備制度理事会が審査・決定する。議事録にはこうした要望と結果が地区ごとに記録されている。
  • 割引率の決定プロセスはFOMCによるフェデラルファンド金利の目標レンジ設定とは別個だが、理事会は歴史的に、FOMCがレンジを変更したのと同じ日に対応する割引率の変更を決定してきた。
  • 2020年3月以降、一次信用金利はフェデラルファンド目標レンジの上限を25ベーシスポイント上回る水準に維持されており、長年続いた50ベーシスポイントのスプレッドから縮小された。これは割引窓口を恒常的ではなく緊急時の流動性供給源にとどめるためである。
米連邦準備制度理事会、2026年7月20日と7月29日の割引率会合の議事録を公表

米連邦準備制度理事会は火曜日、割引窓口を通じて預金取扱機関に提供される割引率を審議・決定するための直近の会合の議事録を公表した。2026年8月25日付の報道発表として発表され、米東部夏時間午後2時に公表が解禁されたこの議事録は、2026年7月20日と7月29日に開催された理事会会合を対象としている。文書全文はPDF添付資料として入手できる。理事会は慣例として、これらの議事録を対応するFOMC議事録と同じ日の午後に、対象会合から約3週間後に公表しており、7月下旬の会合に対する8月25日の公表もこの頻度に沿うものである。

割引率は、連邦準備制度が割引窓口を通じて適格な預金取扱機関に貸し出す資金に適用される金利である。割引窓口は銀行に担保付きの流動性を供給する中央銀行の貸出施設であり、それぞれ独自の金利が設定された3つのプログラム、すなわち概して健全な財務状況にある機関向けの一次信用、一次信用の適用対象とならない機関向けの二次信用、そして反復する季節的な資金需要を抱える小規模機関向けの季節信用、によって運営されている。一般に「割引率」として引用されるのは一次信用の金利である。連邦準備制度の枠組みの下では、この金利は行政手続きを通じて決定される。すなわち、12の地区連邦準備銀行の理事会が定期的に変更案を提出し、これをワシントンD.C.の連邦準備制度理事会が審査し決定する。公表される議事録には通常、各地区準備銀行の理事会が要望した金利変更の内容と、理事会による対応が地区ごとに記録される。

理事会の発表は、割引率の決定プロセスが、連邦公開市場委員会(FOMC)がフェデラルファンド金利の誘導目標レンジを決定するプロセスとは別個のものであることを明記した。フェデラルファンド金利は、銀行が相互に準備預金を貸し借りする際の翌日物金利である。FOMCは定例政策会合でこの市場金利の目標レンジを設定するのに対し、割引率は理事会が直接決定する管理金利である。それでも両者は実際には連動して動いてきた。2003年1月から施行されている一次信用の枠組みの下で、米連邦準備制度は一般に、一次信用金利をフェデラルファンド目標レンジの上限に上乗せするスプレッドで維持してきた。この幅は長年50ベーシスポイントとされ、2020年3月に25ベーシスポイントへと縮小された。このマージンは、割引窓口を恒常的なものではなく補完的な流動性供給源にとどめることを意図したものである。歴史的に理事会は、FOMCが目標レンジを変更したのと同じ日に対応する割引率の変更を決定してきたため、本議事録は当該期間のFOMCの行動と併せて読むことができる。

報道機関からの問い合わせについては、理事会は電子メールまたは電話202-452-2955での連絡を案内している。