イーサリアム2026:ETHがVisaとは異なる投資セオリーを持つ理由
重要ポイント
- •Visaは決済処理事業者である一方、イーサリアムは決済インフラと資産に類似したエクスポージャーを単一のトークンに組み合わせている。
- •ETHはレイヤー2プロトコル上でDeFiの手数料支払いやトークンの担保として利用できる。
- •記事によれば、ETHのトークン経済にはEIP-1559によるバーンとステーキング報酬のメカニズムが含まれる。
- •記事が引用したGlassnodeのデータによると、ETHの実現ボラティリティはVisaの約3倍である。
- •The Blockの報道によれば、イーサリアムは四半期に2兆ドル超のステーブルコイン取引量を決済している。

イーサリアムの価格は幅広く議論されてきた。その大きな理由は、Visaのような従来型の決済ネットワークには、クリプトネイティブな通貨システムと、ネットワーク成長を通じた株式類似のエクスポージャーの可能性とを、単一の価値単位に組み合わせた提供物が存在しないことにある。この違いこそ、ETHが高いボラティリティと並んで大規模なドルベースの投資セオリーを担い続けている理由の一つである。
イーサリアムがVisaと異なる点
Visaは取引を処理して手数料を得る企業体であり、その事業の株式は株主に帰属し、独立した資産クラスを形成する。これに対しイーサリアムは、決済インフラと資産エクスポージャーの両方の要素を設計自体に統合している。ETHはレイヤー2プロトコル上でDeFiの手数料支払いやトークンの担保として利用できる。
トークン評価に対する見方がどうであれ、Visaはイーサリアムと同じ壮大なナラティブを支えることはできない。すなわち、インターネットネイティブな通貨と株式に類似したネットワーク・エクスポージャーを単一資産に併せ持つというものである。市場がその価値を確定させるまで、数兆ドル規模の期待と極端なボラティリティはそのまま残り続ける。
Token Terminalによる同じ投稿が、2026年8月22日にXで共有された:
Whatever your view on token valuations, Visa can’t support the same grand narrative as Ethereum: internet-native money & equity-like network exposure in one asset Until the market figures out what that is worth, the multi-trillion-dollar pitch & extreme volatility remain intact — Token Terminal 📊 (@tokenterminal) August 22, 2026
さらに、ETHはEIP-1559やステーキング報酬のメカニズムを通じてバーンされる需要トークンでもある。これらの特徴が合わさることで、Visaの株式や、USDC・USDTのようなステーブルコインでは得られない、リスクとリターンが束ねられた特性が生まれる。
ナラティブ・プレミアムが続く理由
この違いは、投資家にとっても機関にとっても重要である。Visaは通常、規制当局によって決済処理事業者として評価される。一方、ETHはコモディティ(商品)、テクノロジープラットフォーム、利回りを生み出す資産という特性を併せ持つため、より複雑である。
この複雑さは、ETFやカストディ、会計処理の分類の難しさという形にも表れている。イーサリアムネットワーク上では開発者が「コンパウンド(複利)」を行えるが、トークンに価格を付けなければならないのは取引所やマーケットメーカーであり、そのファンダメンタルズはBlob手数料、レイヤー2の採用、リステーキング経済に結び付いている。
評価ギャップと市場の見通し
Glassnodeのデータによれば、ETHの実現ボラティリティは依然としてVisa Incorporatedの3倍であり、分散型のブロックスペースをどう収益化すべきかという未解決の問いを浮き彫りにしている。The Blockの報道によると、イーサリアムは四半期に2兆ドル超のステーブルコイン取引量を決済しており、Visaに匹敵するスループットに達している。こうした規模が、比較論が繰り返し浮上する理由の説明にもつながる。公開企業の株式と比べて基盤となるトークンをどう評価すべきかという市場での議論が続く中でも、ネットワークはすでに大口の決済活動に利用されているのである。
出典:YouHodler
出典:Binance