ニュース株式ダウ平均270ポイント下落、債券利回り上昇とブレント原油の90ドル再突破が背景

ダウ平均270ポイント下落、債券利回り上昇とブレント原油の90ドル再突破が背景

著者: CNBC-TV18 Markets·

重要ポイント

  • •ダウ・ジョーンズ工業株価平均は、債券利回りの上昇と原油価格の高騰を受けて270ポイント下落した。
  • •ブレント原油は1バレル90ドルを再び上回り、エネルギーコストの上昇圧力を再び強めた。
  • •今週の主要な市場イベントは、米連邦準備制度理事会(FRB)の会合議事録と主要小売企業の決算発表である。
  • •ウォルマート、ホームデポ、ターゲットは、今週決算を発表する予定の小売企業に含まれる。
  • •投資家は小売企業の決算を通じて、米国の経済活動の約3分の2を占める消費支出の状況を確認している。
ダウ平均270ポイント下落、債券利回り上昇とブレント原油の90ドル再突破が背景

ダウ・ジョーンズ工業株価平均は270ポイント下落した。債券利回りが上昇し、ブレント原油が再び1バレル90ドルの水準を超えたことが背景にある。

今回の下落は、米国市場が2つのイベントを除けば明確な方向性を示す材料のない週を迎えようとする中で生じた。その2つのイベントとは、米連邦準備制度理事会(FRB)の会合議事録の公表と、ホームデポ、ターゲット、そしてその中でも最大規模のウォルマートなど主要小売企業の四半期決算発表である。小売企業の決算が注目されるのは、消費支出が米国の経済活動の約3分の2を占めており、同業界の業績が家計需要を広く測る指標になるためだ。一方、議事録は今後の金利の行方に関する手がかりを探るために精査される。

ダウ平均は、幅広い銘柄をカバーするS&P500やテクノロジー株のウェイトが高いナスダック総合株価指数と並び、米国株式市場で最も注視される3つの指標のひとつである。米国の上場大手優良企業(ブルーチップ)30社を対象とし、時価総額加重型のS&P500とは異なり株価加重型の指数であるため、株価の高い銘柄ほど指数の動きに大きな影響を与える。

ブレント原油は世界を代表する原油価格の指標のひとつで、世界で取引される原油の相当部分の参照価格となっている。1バレル90ドルを再び上回ったことは、原油の新たな上昇局面を示すものだ。株式投資家が債券と並んで原油の動向を注視するのは、原油価格の持続的な上昇が燃料費や輸送コストを通じて消費者物価に波及するためであり、中央銀行も政策運営に際してこの動向を注視している。CNBC-TV18はこの記事を、原油価格、ダウ平均、ナスダック、ナスダック総合株価指数、S&P500、米・イラン戦争などのタグ付きで公開した。

米連邦準備制度の会合議事録は、米国の金融政策を決定する組織である連邦公開市場委員会(FOMC)の討議内容を詳しく記録したものである。FOMCは年8回の定例会合を開催しており、議事録は通常、各会合の約3週間後に公表される。今週決算を発表する予定の小売企業には、売上高で世界最大の小売業者ウォルマート、米国最大のホームセンター・チェーンであるホームデポ、米国最大級の総合小売業者のひとつであるターゲットが含まれる。

出典:CNBC-TV18