オプション市場が決算後の反発を示唆する中、Coinbase株は堅調推移
重要ポイント
- •オプションのポジショニングはコールがプットを上回っており、決算前のインプライド・ボラティリティは118.4%に達している。
- •Coinbaseは木曜の取引終了後に第2四半期決算を発表し、続いて太平洋時間午後2時からQ&Aセッションを行う。
- •投資家は取引収益、USDC収入、営業費用、そしてCoinbaseの予測市場事業の成長を注視している。
- •Coinbaseのショート・インタレストは12%に上昇しており、広範な暗号資産市場の下落とUSDC時価総額の低下が重荷となっている。
- •週足ではCOINが143ドルで繰り返し支持され、クアドルプルボトムを形成している一方、その水準を下回ると強気シナリオは弱まる。

Coinbase株は7月30日の第2四半期決算を前に横ばいで推移し、火曜日にはCOINが159ドル近辺となり、6月以降は広いレンジ内で動いている。
オプション市場は、Coinbase株が反発する可能性を示している。7月31日満期のオプションでは、プットの出来高が14,462、コールの出来高が21,293で、プット/コール出来高比率は0.68だった。プットの建玉は33,187、コールの建玉は64,151で、プット/コール比率は0.52となっている。低いプット/コール比率は、プットよりコールが多いことを示す。
それでも、このポジショニングが決算後の強気反応を保証するわけではない。Coinbaseは木曜の取引終了後に第2四半期決算を発表し、その後、太平洋時間午後2時から質疑応答セッションを行う予定だ。投資家は取引収益、USDC収入、営業費用、そして拡大を続ける予測市場事業に注目しており、これらは同社が中核の取引所事業と新たな収益源のバランスをどう取っているかを示す材料となる。
オプション市場はCoinbase株の反発を示唆
オプション取引は、企業が決算発表後にどのように反応するかを見極める一般的な指標の一つだ。Coinbaseでは、現在の構図が高いボラティリティを示している。インプライド・ボラティリティは118.4%で、トレーダーが決算後に大きな値動きを見込んでいることを示唆する。
コールとプットの双方で最大の建玉は、175ドルと155ドルの権利行使価格に集中している。COINが163ドルで取引されていることを踏まえると、これらの水準は上昇余地が7.36%、下落余地がおよそ5%であることを示している。
プットは満期前にあらかじめ定められた価格で資産を売る権利を持ち、コールはその期間内に資産を買う権利を持つ。Coinbaseの場合、コールの建玉が多いことから、トレーダーは反発を見込んでいるとみられるが、決算結果はなお不透明だ。
クリプト・ウィンター継続でCoinbaseは逆風に直面
今回の決算発表は、Coinbaseが大きな圧力を受けている局面で行われる。ショート・インタレストが12%に上昇していることも、その表れだ。
同社の最大の課題は、クリプト・ウィンターが依然として続いていることだ。Bitcoinは過去最高値の126,300ドルから現在の64,000ドル程度まで下落した。Ethereumも1,875ドルまで下落し、全暗号資産の時価総額は、過去最高の4兆ドル超から2.15兆ドルへ縮小した。
暗号資産取引所は、デジタル資産価格が急落する局面では通常、苦戦する。取引活動や関連収益の変動が大きくなるためだ。こうした環境は今週破綻したBitMartを含め、業界全体に重荷となっている。Coinbase自身も大規模な人員削減を発表している。
さらに、USDCの時価総額の低下も逆風となる。データによると、USDCの市場価値は1,000億ドル超から現在の730億ドルまで落ち込んでいる。この縮小は、同社の中核事業の一つに影響を与える可能性がある。
Coinbaseのステーブルコイン収益は、2024年の9億1,000万ドルから昨年は13億ドルに増加した。直近の四半期決算では、ステーブルコイン事業の売上は3億500万ドルで、前年同期の2億7,400万ドルから増加した。
一方で、同社はここ数年で収益源を多様化してきた。暗号資産以外にも事業を拡大し、現在は株式やETFを提供し、予測市場でも存在感を高めている。
Coinbase株のテクニカル分析
週足チャートでは、COIN株は昨年6月の444.80ドルから143ドルまで下落している。詳しく見ると、この株価は2024年9月、2025年4月、今年2月、そして今年6月に143ドルで底打ちしており、その水準を下回って空売りすることを弱気派がためらっている可能性を示している。
現在、株価はネックラインが444ドルにあるクアドルプルボトムを形成している。したがって、株価は反発し、場合によっては主要レジスタンスである200ドル付近まで戻る可能性がある。逆に、主要サポートの143ドルを下回ると、強気見通しは無効となる。
The Market Periodical に最初に掲載された Coinbase Stock Forecast as Options Markets Predict a Rebound After Earnings の記事。