中国CSSC、LNG二元燃料PCTC 10隻で10億ドル超の受注を獲得
重要ポイント
- •中国CSSCホールディングスは、LNG二元燃料の自動車・トラック運搬船(PCTC)10隻について10億ドル超の契約を獲得した。
- •契約は9月1日、広州船舶国際と中国船舶貿易が名称未公表の国際的船主との間で締結した。
- •各運搬船は8,200台の車両を搭載でき、引き渡しは2029年から2031年の間に予定されている。
- •同受注は、IMOの温室効果ガス規制と自動車メーカーのサプライチェーン脱炭素化目標を背景とした低排出の新造船への業界全体の移行に沿ったものだ。
- •CSSCは同契約が将来の収益と利益を押し上げると期待しているが、履行期間が長いため当年の業績には大きな影響を与えない見通しだ。

中国CSSCホールディングスは、LNG二元燃料の自動車・トラック運搬船(PCTC)10隻の建造に関する10億ドル超の造船契約を獲得した。
同社が株式公告で明らかにしたところによると、契約は9月1日、子会社の広州船舶国際(GSI)が中国船舶貿易とともに、名称未公表の国際的船主との間で締結した。
各船は8,200台の車両を搭載できる能力を持ち、引き渡しは2029年から2031年の間に予定されている。
CSSCは、同受注により大型自動車運搬船の設計・建造・品質管理におけるGSIの能力がさらに強化され、自動車海運市場における同社の地位を支えると述べた。
LNG二元燃料推進の採用は、国際海事機関(IMO)の温室効果ガス削減戦略を含む海運排出規制の強化を背景とした、低排出の新造船への業界全体の移行を反映している。特に自動車運搬船は、自動車メーカーが物流サプライチェーンの脱炭素化を進める中で、クリーンな燃料への転換圧力に直面してきた。
また同受注は、世界の自動車貿易の旺盛な動きと、効率の低い老朽船の置き換えによる近代的な自動車運搬船への需要の高まりを受け、近年の中国造船所での大型PCTC契約の流れにさらに加わるものとなっている。
同社は、この受注が将来の収益と利益にプラスに寄与すると期待している一方で、履行期間が長いため当年の利益には大きな影響を与えないと指摘している。