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シェブロン、ベネズエラ石油拡大に70億ドルを賭ける

著者: OilPrice.com·

重要ポイント

  • シェブロンは2031年までにベネズエラへ70億ドル超を投資し、生産を約29万バレル/日から60万バレル/日へ引き上げる目標。
  • 新協定はシェブロンに改善された財政・商業・法務条件とオリノコ・ベルトの追加鉱区を与え、2007年の国有化以降外国資本を妨げてきた懸念に対処する。
  • シェブロンの計画におけるベネズエラの生産コストは1バレルあたり20ドル未満に保たれる見込みだが、オリノコ原油は輸出に軽質希釈剤との混合を必要とする。
  • シェブロンの投資は、約650億バレルの確認埋蔵量を持つ17のベネズエラ油田の過半数持分を取得するワシントンの合意とは別個のもの。
  • エクソンモービルとコノコフィリップスは2007年の国有化以降ベネズエラに復帰しておらず、計画についてのコメントを控えている。
シェブロン、ベネズエラ石油拡大に70億ドルを賭ける

シェブロンは今後5年間でベネズエラに70億ドル超を投資し、同国での原油生産を約60万バレル/日へと2倍以上に増やす。ロイターが水曜日に報じた。

この投資は、シェブロンに改善された財政・商業・法務条件と、オリノコ・ベルトの追加鉱区を与えるベネズエラとの新協定に続くものだ。シェブロンによれば、同社のベネズエラの3つの合弁事業が2031年までに資金を投入し、総生産コストは1バレルあたり20ドル未満に抑えられる。このコスト水準により、ベネズエラの重質油は世界的に見て新規供給源の中でも低コスト側に位置するが、オリノコ・ベルトの原油は輸出前に軽質希釈剤との混合が必要となる。財政・法務条件の改善は、2007年の国有化以降、外国企業が同国への資本再投入をためらってきた核心的な理由に対処するものである。

シェブロンは現在ベネズエラで約29万バレル/日を生産しており、そのすべてが米国に輸出されており、同国で圧倒的に最大の外国系生産者となっている。ベネズエラの全国産出量は約110万~120万バレル/日で、1990年代後半の300万バレル/日超から減少しており、70億ドルの計画が復活させうる多大な閉鎖埋蔵能力と未開発鉱区が残されている。

新鉱区には、オリノコ・ベルトのカラボボ1(Carabobo-1)およびカラボボ2サウスA(Carabobo-2-South-A)地域が含まれ、シェブロンが49%の持分を保有する合弁事業ペトロインデペンデンシア(Petroindependencia)に割り当てられた。シェブロンは4月にペトロインデペンデンシアへの持分を49%に引き上げ、ペトロピアル(Petropiar)事業に隣接するアヤクーチョ8(Ayacucho 8)地域の開発権も取得した。同社のベネズエラにおける3つの合弁事業は、今年に入ってから生産を15%増加させている。

水曜日の発表により、今週前半に最終段階にあったシェブロンとの協定に投資額と生産目標という具体的な数値が与えられた。これらの協定はこれまで「相当な規模」とのみ説明されており、シェブロンはオリノコ・ベルトの追加鉱区を求めていた。60万バレル/日という具体的な目標は、拡大計画が2031年までに予定通り進捗しているかを追跡する、測定可能な基準を関係者に提供する。

シェブロンの投資は、約650億バレルの確認埋蔵量を含む17のベネズエラ油田の過半数持分を取得するというワシントンの合意とは別個のものだ。ドナルド・トランプ大統領はまた、1月の米国によるニコラス・マドゥロの拘束・排除を受けて、ベネズエラ石油産業の再建に約1,000億ドルの投資を求めている。

エクソンモービルとコノコフィリップスは、2007年のウゴ・チャベス政権下での国有化によりベネズエラ資産を接収されて以来、同国に復帰していない。両社はこれらの接収をめぐりベネズエラに対し数十億ドル規模の仲裁裁定を勝ち取っており、両社がシェブロンに続いて復帰するかどうかは、同セクターの再建における重要な未解決の課題の一つとなっている。両社は同国に関する計画についてのコメントを控えている。

マイケル・カーン(Michael Kern)による Oilprice.com 執筆記事