Epoch AIのデータ、ChatGPTユーザーは利用頻度もメッセージの長さも増加と判明
重要ポイント
- •Epoch AIによると、米国のChatGPTユーザー5,000人のサンプルは、2022年から2025年にかけてチャットボットの利用頻度と1メッセージあたりの入力量の両方を増やした。
- •2025年12月に実施された米国人5,660人への調査では、35%が前週にChatGPTを使用したと回答し、GoogleのGeminiの24%、Meta AIの13%と比較された。
- •AIサブスクリプションの支払いユーザーは10%未満で、うちOpenAIが有料利用の約4.6%を占めた。
- •OpenAIと全米経済研究所(NBER)の共同研究では、ChatGPT登録から6カ月後のユーザーの平均メッセージ送信数が50%増加したことが判明した。
- •ChatGPTの週間アクティブユーザーは、2025年3月の約5億人から2025年末までに推計7億〜8億人へと増加した。

AI研究機関Epoch AIのデータによると、米国のChatGPTユーザー5,000人のサンプルにおいて、2022年から2025年にかけて利用頻度と1メッセージあたりの文字数の両方が増加した。
データが示すもの
中心的な調査結果は、単純な登録者数ではなく、エンゲージメントの深さに関するものである。2022年から2025年の期間を通じて、サンプル対象のユーザーはChatGPTの利用頻度と1メッセージあたりの入力量を増やしており、チャットボットとのやり取りがより頻繁かつ実質的なものになったことを示している。頻度とメッセージの長さは、ルーティンの一部となった製品と、依然として目新しさで使われている製品をアナリストが見分けるために用いるエンゲージメント指標そのものであり、どちらも利用者数というヘッドラインの数字よりも動かしにくい。
Epoch AIが別途2025年12月に実施した調査は、より広い視点を提供する。この調査で米国人5,660人に聞いたところ、35%が前週にChatGPTを使用したと回答した。週間利用は累計リーチよりも粘着性の高いベンチマークであり、一度試して二度と戻らなかった人を除外できる。
競合も結果に現れたが、後方だった。回答者の約24%がGoogleのGeminiを、13%がMeta AIを使用したと報告した。
収益化は依然としてエンゲージメントに遅れをとっている。AIサブスクリプションの支払いユーザーは10%未満で、うちOpenAIが約4.6%を占める。これらのツールがどれだけ使われているかと、何人が支払っているかの間の隔たりは、コンシューマーAIで最も注目される動向の一つである。エンゲージメントはそれ自体ではサブスクリプション収益に結びつかないからだ。
調査結果とOpenAI自身のデータの整合性
Epoch AIの結果は、OpenAIが自社プラットフォームについて報告している内容と軌を一にする。同社はSignalsプラットフォームおよび全米経済研究所(NBER)とのワーキングペーパーを通じて、数百万件の消費者メッセージを分析し、人々が実際に製品をどのように利用しているかを把握きた。
その中で際立つ数字の一つが、ChatGPT登録から6カ月後のユーザーの平均メッセージ送信数が50%増加したというものであり、これは初期登録後に関心が薄れるのではなく、新規ユーザーが定着するにつれて利用が拡大する曲線と一致する。
ChatGPTの週間アクティブユーザーは、2025年3月の約5億人から、2025年末までに推計7億〜8億人へと増加した。
Epoch AIとは何か、なぜそのデータが注目されるのか
Epoch AIは人工知能の動向を追跡する調査機関である。複数のソースからユーザーデータを集約し、AI各社の利用指標を可視化している。
同機関のAI Companiesデータセットは、ユーザーエンゲージメントとメッセージ頻度の傾向をカバーし、データは2025年および2026年まで更新されている。重点はアクティブユーザーやメッセージ量といった指標に置かれている。この継続的な公開サイクルこそが、競合するAI製品間でエンゲージメントの向上が時間とともに維持されるかを確認するための有用な参照点となっている。
AI市場にとっての意味
このデータで最も注目すべき緊張関係は、エンゲージメントと収益化の間にある。利用は深まっているにもかかわらず、支払いユーザーは10%未満である。調査における35%の週間利用率は、Geminiの24%、Meta AIの13%に対してChatGPTが大きくリードしていることを示し、この差は日常的な利用においてリーダーが最も近い競合を大きく上回っていることを浮き彫りにしている。
留意すべき限界もある。調査回答は自己申告に依存しており、数千人規模のサンプルは全数調査ではなくスナップショットを捉えたものにすぎない。2025年末の週間アクティブユーザー数は推計値である。読者は単一の小数点よりも、トレンドの方向性をより信頼すべきである。
基盤となるデータセットは2026年まで更新されており、今後の発表で注目すべき数字は、支払いユーザーの割合がアクティブユーザーの割合に近づくかどうか、そしてChatGPT、Gemini、Meta AI間の現在の差が維持されるか変化するかである。