Bitcoin ETF、7月23日に2億2520万ドルの資金流出 7営業日連続の流入が途切れる一方、Etherファンドには2630万ドル流入
重要ポイント
- •米国の現物Bitcoin ETFは7月23日に2億2520万ドルの純流出を記録し、7営業日連続の資金流入が終了した。
- •BlackRockのIBITでは約2億250万ドルの償還が発生し、同日のBitcoin ETF流出額の大半を占めた。
- •日次では流出となったものの、現物Bitcoin ETFは7月23日までの週次ベースでなお約2億7400万ドルの純流入を維持していた。
- •同日、現物Ethereum ETFには2632万ドルの純流入があり、FidelityのFETHが約1493万ドルで主導した。
- •ワシントンとテヘランの緊張再燃を背景にリスク資産が軟調となる中、Bitcoinは約64,600ドルまで下落した後、65,400ドル近辺まで反発した。

米国の現物Bitcoin ETFは7月23日、2億2520万ドルの純流出を記録し、7営業日連続の資金流入が急停止した。一方、Ethereum ETFは同じ取引日に2632万ドルを集めた。SoSoValueのデータによる。
U.S. spot Bitcoin ETFs recorded net outflows of USD 225 million on July 23, while spot Ethereum ETFs attracted USD 26.32 million, according to SoSoValue. Morgan Stanley's MSBT led Bitcoin fund inflows with USD 5.01… pic.twitter.com/AX0k8yLLfw — Wu Blockchain (@WuBlockchain) July 24, 2026
Bitcoin ETFの資金流出、7営業日連続の流入を反転
7月23日の償還は、それ以前の7営業日で累計約10億ドルの純流入があった後に発生した。日次では反転したものの、これらの商品は7月23日までの週次ベースでなお約2億7400万ドルの純流入を維持しており、週全体が大きく悪化したというよりも、1日の急な後退を示す結果となった。
BlackRockのIBITは流出の中心となり、約2億250万ドルの償還を記録し、合計流出額の大半を占めたとSoSoValue&coin=BTC&page=usBTC&isDynamicHkPage=1)は伝えている。IBITに償還が集中したことは、1つまたは複数の大口保有者が同セッション中にポジションを縮小した可能性を示している。
Morgan StanleyのMSBTには約501万ドルが流入し、同日のBitcoinファンドの中で流入額首位となった。取引終了後、現物Bitcoin ETFの総資産は約788億2000万ドルだった。
日次の流出額は大きかったものの、1営業日の償還だけでBitcoinからの広範な機関投資家の撤退が確認されたとはいえない。それ以前の7営業日で、規制下の現物需要はすでに相応の水準まで回復していた。
Bitcoin商品が償還に直面する中、Ethereum ETFは資金流入を記録
Ethereum ETFは逆方向に動き、同じ取引日に2632万ドルの純流入を記録した。FidelityのFETHが約1493万ドルの流入でこのカテゴリーを主導し、Bitcoin商品で償還が発生する中でもEtherファンドの好調な流れを延ばした。
資金フローの乖離は、BitcoinからEtherへの恒久的な配分転換というより、戦術的なポートフォリオ調整を反映している可能性がある。投資家がリスクエクスポージャーを再調整したり、利益を確定したり、マクロ経済上の動きに反応したりする中で、ファンドフローは急速に変化し得る。
Bitcoinの値動きとマクロ環境
Bitcoinは約64,600ドルまで下落した後、65,400ドル前後まで回復した。この下落は、ワシントンとテヘランの間で地政学的緊張が再燃する中、米国株が軟調となり、広範なリスク回避の動きが強まったことと重なった。
Bitcoin ETFの資金流出は、償還に伴って裏付けとなるBitcoinエクスポージャーの解消が必要になる場合、現物市場の需要を押し下げる可能性がある。ただし、主に資金流入が続いた週の後に生じた1日のマイナスよりも、複数セッションにわたる持続的な流出の方が、より大きな意味を持つことになる。