BTC、8万ドル防衛に苦戦 — FOMC決定、PCE指標、テック企業決算を控え
重要ポイント
- •市場は水曜日のFOMC会合でFRBが3.75〜4%で金利を据え置く確率を90%超と見ており、12月の0.25%利上げにコンセンサスが集まっている。
- •ブレント原油は金曜日に1バレル117ドル(3月19日以来の高水準)に達した後、月曜日には約110ドルまで落ち着いた。
- •韓国KOSPIは月曜日1.5%安の5,469で引け、ナスダックは金曜日25,955で8月3日以来の安い日終値を記録。AIセクターへの懸念が背景。
- •ビットコインは8万ドル近辺で10月を約4%安で終える見通しで、2010年以降の10月平均上昇率26.1%に反している。
- •土曜日、ビットコインが79,145ドルまで下落する中、2時間以内に約1億5000万ドルのロングが清算され、アナリストのベンジャミン・コーウェン氏は最近の87,000ドルへの到達を「フェイクアウト」と評した。

ビットコイン(BTC)は10月最終週、8万ドルの水準を守る攻防に直面している。米国のマクロ指標と企業決算が集中する今週、リスク市場全体のセンチメントが左右される見通しだ。
主なポイント:
- 市場は水曜日の会合でFRBが3.75〜4%の現行レンジで金利を据え置くと大方の見方で予想。ブレント原油は1バレル110ドルまで冷却している。
- 韓国のKOSPI総合株価指数は米企業決算の大型ラッシュを前に下落幅を拡大。
- ビットコインは8万ドルのサポートが脆さを見せる中、2025年の動きをなぞる形で10月を4%安で終える見通し。
原油が100ドル超で推移する中、市場はFRBの据え置きを織り込む
今週、マクロアナリストの注目の的は米連邦準備制度理事会(FRB)であり、水曜日に連邦基金金利の次の動向が決定される。FedWatchのデータによれば、結果への不確実性はほとんどなく、市場は金利が現行の3.75〜4%レンジに据え置かれる確率を90%超と見ている。また、12月のOMC会合での0.25%の利上げにコンセンサスが集まっている。
エコノミストのロビン・ブルックス氏は、こうした期待の一致はウォーシュFRB議長への「贈り物」であり、外部からの路線変更要求と戦う必要がなくなると論じた。
「2026年前半の非常に紛糾したFOMC会合の後、今週の会合は市場でまったく注目されておらず、利上げの確率はわずか12%。7月に市場がウォーシュ氏に利上げを迫ろうとしたのとは大違いだ。ウォーシュ氏には一時的な息抜きとなる」と同氏はまとめた。
先週の別の分析でブルックス氏は、原油価格上昇と中東での軍事的エスカレーションへの懸念が高まる中でも、据え置きはほぼ確実だと見ていた。ブレント原油は金曜日に1バレル117ドルに達し、3月19日以来の高水準を付けた後、月曜日には約110ドルまで落ち着いた。しかし、仮に125ドルに急騰してもFRBの判断を変えることにはならないと同氏は続けた。
「フランスの債務危機は一気に深刻化し、AIやデータセンター債務への不安が高まり、S&P 500は急落するだろう。FRBが利上げを急ぐような状況ではない」とブルックス氏は書いた。
「むしろ金融環境は急速に引き締まるだろうから、利上げは最後にやるべきことだ。」
米国の新たなマクロ指標は木曜日、FRBの「好み」のインフレ指標である個人消費支出(PCE)指数として発表される。先月のPCEは予想を下回る前年比3.4%となったが、アナリストはこの低下は一部指数構成要素の算出方法の変更によるものだと説明している。
米テック企業決算を控え、KOSPIが苦戦
人工知能(AI)セクターの見通しへの不安が月曜日、今週最初のウォール街の取引開始前から株式に圧力をかけ続けた。
先週末に損失回復試みたものの、韓国のKOSPI総合株価指数は月曜日、1.5%安の5,469ポイントで引けた。金曜日にはテック株の比率が高い同指数が5,308ポイントまで下落し、7月下旬以来の水準を付けた。これは外国資本が安全策を求める中、テック株の大規模な売却によるものだ。
先週、予想を上回る米企業決算が発表されたものの、市場のセンチメントは最終的に持ち直さず、注目はむしろテスラの第3四半期資本支出の減額に移った。ナスダック総合指数は金曜日、25,955ポイントで終了し、8月3日以来の安い日終値を記録した。
月曜日にCNBCの取材に応じたJPモルガン・アセット・マネジメントのライサ・ラシッド氏は、AIトレードの現状を気にする様子を見せなかった。
「要するに投資家は『もうcapex(設備投資)に報いるのではなく、資本収益率に報いるのだ』と考えており、それがAIで起きていることだと思います」と同氏は述べた。
今週はさらに第3四半期決算が控えており、マイクロソフトとアルファベットが水曜日の市場引け後に発表、木曜日にはアマゾンとインテルが続く。全体でS&P 500構成銘柄の約20%が今週決算を発表し、木曜日には米国の第3四半期GDPも発表される。
「Uptober」への期待、月間4%安に阻まれる
ビットコインは月足ローソク足が現在の8万ドル近辺で引けた場合、10月を4%安で終える見通しだ。
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CoinGlassのデータによれば、2010年以降のBTC/USDの10月平均上昇率は26.1%に達し、この月に「Uptober」の愛称をもたらしたが、今年も昨年もこの傾向に反。2025年10月に3.9%下落したビットコインは、11月にもさらに17.5%を失い、平均的な11月リターンが35%という歴史的パターンに再び逆行した。
土曜日にはビットコインが79,145ドルまで下落する中、2時間以内に約1億5000万ドルのロングポジションが清算された。心理的な節目とされるにもかかわらず、8万ドルの水準は下位時間足でサポートとして機能しなかった。注文状況のデータでは、7,300万ドルの買い壁が価格を79,300ドル以上に支え、売り注文は81,000ドル付近に集中している。
現在のマクロ環境下での反発について、市場参加者の警戒感は強まりつつある。暗号資産プラットフォームInto the Cryptoverseの創設者ベンジャミン・コーウェン氏は、9月末と10月初旬の87,000ドルへの到達を「フェイクアウト(だまし)」と評した。
BTC/USDは年末まで軟調が続きうると同氏は月曜日にXフォロワーに語り、歴史的な前例を挙げ、米中間選挙の年周辺での下押し圧力を指摘した。
Cointelegraphが報じたように、87,000ドル付近のレジスタンスゾーンには重要な価格ポイントが存在する:87,490ドルの2026年年始来高値ベースとなる年初の始値と、87,165ドルの20ヶ月移動平均だ。