アザー・エナジー、12億ルピー調達で株式・ワラントを割り当て、ヒーロー・モトコップの出資比率は30%近くへ
重要ポイント
- •アザー・エナジーは株式とワラントの割り当てにより12億ルピー(1,200クロール)を調達し、ヒーロー・モトコップの持分比率は30%近くに上昇する。
- •ヒーロー・モトコップは転換ワラントを通じて約10億ルピー(1,000クロール)を出資し、インド・ジャパン基金は約2億ルピー(200クロール)相当の株式を引き受けた。
- •ヒーロー・モトコップは創業初期からアザー・エナジーに出資しており、30%近い持分は同社を最大株主とする。
- •アザー・エナジーはインドの電動二輪車市場で、バジャジ・オートの「チェタク」、TVSモーターの「iQube」、オーラ・エレクトリックと競合している。
- •政府の支援策を背景に電動二輪車の市場シェアが拡大するなか、新たな資本はアザーの製品開発と生産能力の資金となる。

アザー・エナジー(Ather Energy)は、12億ルピー(1,200クロール)の資金調達の一環として株式とワラントを割り当て、これにより電動二輪車メーカーである同社へのヒーロー・モトコップ(Hero MotoCorp)の持分比率は30%近くに達する見通しだ。
この仕組みの下で、ヒーロー・モトコップは転換ワラントを通じて約10億ルピー(1,000クロール)を出資し、インド・ジャパン基金は約2億ルピー(200クロール)相当の株式を引き受けた。転換ワラントとは、保有者に後日、通常は転換時に株式を引き受ける権利を与える証券である。
CNBC-TV18が報じた今回の資金調達は、アザー・エナジーとヒーロー・モトコップの長期にわたる戦略的関係をさらに深めるものだ。ヒーロー・モトコップはインド最大級の二輪車メーカーであり、2024年に株式市場へ上場したベンガルール発の電動車両スタートアップであるアザーの初期からの支援者でもある。ヒーロー・モトコップはアザーの創業初期から出資を続けており、30%に近い持分比率は同社を圧倒的に最大の株主とすることになる。
アザー・エナジーはインドを代表する電動スクーターメーカーの一角であり、成長を続けるインドの電動二輪車市場で、バジャジ・オート(Bajaj Auto)の「チェタク(Chetak)」やTVSモーター(TVS Motor)の「iQube」、さらにはオーラ・エレクトリック(Ola Electric)と競合している。政府の支援策やクリーンな都市モビリティへの需要を背景に電動二輪車がインドの二輪車市場全体に占めるシェアを拡大し続けるなか、今回の新たな資本は、競争が激化する同セグメントにおける製品開発と生産能力の資金としてアザーに追加のリソースを提供する。