ニュースマクロaT、気候変動に直面する花き農家にAI活用のコンサルティングを実施

aT、気候変動に直面する花き農家にAI活用のコンサルティングを実施

著者: Korea Herald Business·

重要ポイント

  • aTと農村振興庁は、忠清北道鎮川郡のバラ農園で花き農家向けのAIベースのコンサルティングを実施した。
  • コンサルティングでは、aTの花き流通センターのオークション価格、出荷量、取引データを活用し、品種選定と出荷時期について助言した。
  • 今年はプログラムにAIデータ分析を追加し、参加農園を6か所から12か所に拡大、全国の主要花き産地に範囲を広げた。
  • aTは需要の高い品種や消費動向の把握にAIの活用を続け、地域特性を活かした特産作物を支援していく方針だ。
aT、気候変動に直面する花き農家にAI活用のコンサルティングを実施

農水産物流通公社(aT)は月曜、花きオークションデータのAI(人工知能)分析と専門的な栽培指導を組み合わせたコンサルティングを実施したと発表した。上昇するコストと予測不能な天候に直面する農家の支援が狙いだ。

農村振興庁との共同開催となる今回のコンサルティングは金曜、忠清北道鎮川郡のバラ農園で行われ、aTの花き流通センターに蓄積されたオークション価格、出荷量、取引データを活用した。鎮川は韓国最大級の花き生産団地の一つであり、農場レベルの意思決定と卸売市場のシグナルをつなぐプログラムの開催地としてふさわしい場所だ。韓国の国立農業研究機関である農村振興庁が栽培面の専門知識を、aTが流通側のデータをそれぞれ提供した。

aTによると、この分析に基づき、需要に合わせた品種選定と出荷時期について農家に助言し、経験則に頼った判断をデータに裏付けられた戦略へ転換することを目指したという。この取り組みは、不安定な天候や花き品種に対する消費者需要の変化の中で、政府や流通事業者がデータ分析を活用し生産者の作付け・出荷判断を支援するという農業分野の広がりを見せる流れを反映している。

一対一のコンサルティングでは、苗の育成や施肥などの栽培技術に加え、選別・包装などの商品準備、資金管理や市場別の出荷計画といった経営戦略についてもカバーした。

aTと農村振興庁は2025年から、栽培技術と品質向上に重点を置いた花き農家向けの現場コンサルティングを実施してきた。今年はプログラムにAIベースのデータ分析を追加し、参加農園を6か所から12か所に拡大するとともに、全国の主要花き産地に対象範囲を広げた。

今後、aTは需要の高い品種や消費動向の把握にAIの活用を続けるとともに、地域特性を活かした特産作物を支援していく方針で、これはデータに基づく農家支援へのより広範な転換の一環となる。プログラムがさらに拡大するかどうかは、こうした公共部門のAIツールが試験段階のコンサルティングから花き産業の日常的なインフラへと、どれほど速く移行していくかを示す一つの指標となるだろう。

aTの担当者は「経験や直感だけではなく、データに基づいて農家が戦略を立てられるよう、AIベースの支援体制を拡充し続ける」と述べ、「生産から流通までのデータを連携させ、花き産業の競争力を強化し続ける」と語った。