マーケットオープン:原油が1バレル100米ドルに迫るなか、ASXは軟調な寄り付きを予想
重要ポイント
- •原油価格の上昇と米国債利回りの上昇が米国株の重荷となり、ダウ工業株平均、S&P500、ナスダックはいずれも2週間ぶりの安値まで下落しました。
- •米国がイランへの経済的圧力を強めたことを受け、ブレント原油は約1.5%上昇して1バレル93米ドル強となり、約1か月ぶりの高水準を付けました。
- •オーストラリアの季節調整済み失業率は7月に4.5%に上昇し、雇用者数は合計16,000人減少しました。労働市場はRBAが注視する指標です。
- •金生産者Regis Resourcesは、税引後純利益7億1,500万ドル、EBITDA13億4,500万ドル、営業キャッシュフロー12億4,700万ドルを含む過去最高の実績を発表しました。金価格は1オンス4,500米ドル超で推移しています。
- •James Hardieは欧州事業の売却を発表した一方、鉱山サービス請負企業PerentiはBTP Groupを1億ドルで売却することで合意しました。

中東危機が依然としてくすぶり続けるなか、ウォールストリートの下落と原油価格の急騰を受け、ASXは本日、軟調な寄り付きになると予想されています。ブレント原油は1バレル93米ドルを回復し、100米ドルの水準に迫っています。
ニューヨーク市場では、原油価格の上昇と米国債利回りの上昇が米国の主要指数を2週間ぶりの安値へと押し下げました。ダウ工業株平均は1.31%下落して52,759で取引を終え、S&P500は66.82ポイント下落して7,642、ナスダック総合指数は1%下落して26,067で終えました。
エネルギー市場では、米国がイランへの経済的圧力を強めたことを受け、ブレント原油は約1か月ぶりの高水準に達しました。この水準の原油価格は、家計や企業のエネルギーコストに引き続き注目が集まる要因であり、原油価格が主要な収益源であるASX上場のエネルギー生産者にとっても注視される材料です。
国内の経済データでは、オーストラリア統計局(ABS)の最新の統計によると、季節調整済み失業率は7月に4.5%に上昇しました。雇用の減少の大部分は男性によるもので11,000人減少し、女性の雇用は5,000人と小幅な減少となり、合計では16,000人の減少となりました。労働市場は、オーストラリア準備銀行(RBA)が政策金利の決定にあたり注視する指標の一つであり、完全雇用は物価安定と並ぶ法定目標とされています。
注目の株式ニュース
- 西オーストラリアの金生産者**Regis Resources(ASX: RRL)**は、7億1,500万ドルの税引後純利益、13億4,500万ドルのEBITDA、12億4,700万ドルの法定営業キャッシュフローと、いずれも過去最高の業績を達成しました。金価格が1オンス4,500米ドルを上回って取引されるなかで発表された結果です。
- **MGX Resources(ASX: MGX)**は、ノーザンテリトリーにあるCentral Tanamiゴールドプロジェクトへの事業転換を支えるため、強固な財務体勢を維持しました。
- 建材メーカー**James Hardie(ASX: JHX)**は、欧州事業の売却を発表しました。
- 金探鉱会社**Terrain Minerals(ASX: TMN)**は、Smokebushにおいて7つの新たな優先金探鉱ターゲットを発表しました。
- 鉱山サービス請負企業**Perenti(ASX: PRN)**は、BTP Groupを1億ドルで売却することで合意しました。
為替とコモディティ
外国為替市場では、オーストラリアドルは0.710米ドルで取引されています。
コモディティ(すべて米ドル建て)は以下の通りです。
- 鉄鉱石は0.01%下落し、シンガポールで1トンあたり95.16ドルとなっています。
- ブレント原油は1.54%上昇し、1バレルあたり93.034ドルとなっています。
- 金は1オンス4,519.45ドルで取引されています。
- 米天然ガス先物は1.92%下落し、1ギガジュールあたり2.7591ドルとなっています。
中東情勢は依然として展開中であるため、同地域からの追加ニュースと原油価格の方向性は、豪州市場の取引セッションが始まるなかで引き続き焦点となりそうです。
以上、HotCopperのマーケットオープンでした。担当はColin Sandell-Hayです。
本記事で提供される情報は情報提供のみを目的としており、投資助言として扱われるべきものではありません。読者の皆様は、投資判断の前に、ご自身で調査を行い、認定ファイナンシャルアドバイザーに相談することをお勧めします。