ASEAN特使がミャンマー外相と会談、内戦と人道支援アクセスについて協議
重要ポイント
- •ASEANのミャンマー担当特使であるマ・テレサ・P・ラザロ外務長官(フィリピン)が、ネピドーでミャンマーのティン・マウン・スエ外相と会談し、内戦と人道支援アクセスについて協議した。
- •アウン・サン・スー・チー氏の民政政府を倒した軍事クーデター後の紛争をエスカレートさせなかったとして、ミャンマーの指導部は2021年以降ASEAN首脳会議から締め出されており、軍主導の政権は現在、ASEANとの関係正常化を模索している。
- •ミャンマー国営メディアは、ラザロ氏がASEAN内でのミャンマーの本来の役割と権利の回復について協議したと報じたが、同氏の事務所の声明ではそのような協議には触れられていない。
- •会談は、ミャンマー政府が8月に不要であると述べた特使のポストを通じて実現した。
- •ラザロ氏は、拘束されているアウン・サン・スー・チー元指導者が良好な状態にあると伝えられたが、事務所は面会の実施の有無を確認していない。

東南アジア諸国連合(ASEAN)のミャンマー担当特使は木曜日、ミャンマーを訪問し、同国外相と会談し、内戦と人道支援アクセスについて協議したと、公式声明などで明らかになりました。
フィリピンのマ・テレサ・P・ラザロ外務長官は、ASEANのミャンマー担当特使として、首都ネピドーでミャンマーのティン・マウン・スエ外相と会談しました。
今回の訪問は、ミャンマーの軍主導の政権がASEANとの関係正常化を模索する中で実現しました。ミャンマーの最高指導部は、2021年2月の軍事クーデター後、紛争をエスカレートさせなかったとして、2021年以降ASEAN首脳会議への出席を拒否されており、このクーデターによりノーベル平和賞受賞者のアウン・サン・スー・チー氏の民政政府が倒れました。
国営のグローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマー紙は金曜日、ラザロ氏がASEAN内でのミャンマーの本来の役割と権利の回復について協議したと報じました。しかし、訪問に関するラザロ氏の事務所の声明では、ミャンマーの地位回復に関する協議には触れられておらず、この問題が実質的に協議されたかどうかは明らかになっていません。
ミャンマー政府とASEANの関係は緊張状態にあります。8月、ミャンマー政府はASEAN特使はもはや不要であると述べました。この特使のポストは、同機構が2021年に策定したミャンマー向け平和ロードマップに基づいて設けられたものです。それにもかかわらず、木曜日の会談は、ミャンマー政府が不要としていたそのポストを通じて実現しました。
クーデター以降、ミャンマーは混乱状態にあり、内戦により推定10万人が死亡し、350万人以上が避難を余儀なくされています — この被害の大きさこそが、会談の人道支援アクセスという議題に実際的な重みを与えています。
会談でティン・マウン・スエ氏は、国益と主権に沿って、ミャンマーがASEANの5か項平和プランの履行に取り組んでいると述べたと、国営メディアは報じました。2021年4月にASEAN首脳が採択した5か項合意は、直ちに暴力を停止し、すべての関係者間の対話と人道支援の提供を求めるものです。
ラザロ氏は、クーデターで権力を追われて以来拘束されているスー・チー氏への接触を求めていました。ラザロ氏の事務所は面会の実施には言及しておらず、拘束されている指導者への直接の面会が今後の交渉の対象となるかどうかは不明のままです。
「ダー・アウン・サン・スー・チーの状況について尋ねたところ、彼女は良好な状態にあるとの前向きな回答を得た」と、ラザロ氏は同行したフィリピンの報道機関Bilyonaryoの取材に述べています。
— ロイター、BusinessWorld経由