ニュース暗号資産アーサー・ヘイズ、イーサリアムに2026年末までの10,000ドル目標を提示

アーサー・ヘイズ、イーサリアムに2026年末までの10,000ドル目標を提示

著者: DailyCoin·

重要ポイント

  • アーサー・ヘイズ氏は2026年末までにETH10,000ドルを目標として提示しており、最近の2,400ドル〜2,500ドル前後の価格から4倍以上の上昇を意味する。
  • ヘイズ氏はこの予測を、バリュエーションに基づく予測ではなく投機的な流動性トレードと位置づけ、ユーロ円の動向、日銀政策、米金融緩和加速の可能性を根拠に挙げている。
  • EthenaのENAに0.50ドル、Ether.fiのETHFIに2ドルの目標も示しており、現在の水準からそれぞれ200%超、250%超の上昇を意味する。
  • 10,000ドルという目標は2021年11月の約4,900ドルというETHの過去最高値を上回るものであり、イーサリアムのファンダメンタルズに関する詳細なモデルは伴っていない。
  • ヘイズ氏は2026年にETHFIを積極的に購入しており、8月にも買い増しを行った。過去の価格目標は必ずしも予定どおりに実現していない。
アーサー・ヘイズ、イーサリアムに2026年末までの10,000ドル目標を提示

アーサー・ヘイズ氏は、2026年末までにイーサリアム(ETH)10,000ドルの目標を提示した。これは、最近の市場報道で引用された2,400ドル前後の価格から、時価総額第2位の暗号資産が4倍以上上昇する必要があることを意味する。この水準は、2021年11月につけた約4,900ドルという過去最高値をも大きく上回り、その後一度も接近してこなかった水準でもある。

元BitMEX最高経営責任者で、現在は自身のファミリーオフィス「Maelstrom」の最高投資責任者を務めるヘイズ氏は、この予測を、バリュエーションに基づく予測ではなく投機的なポートフォリオの見解だと位置づけた。Maelstromは引き続きビットコイン(BTC)の構造的なロングポジションを維持しており、ヘイズ氏はさらに、EthenaのENAトークンに0.50ドル、Ether.fiのETHFIに2ドルという目標も示した。いずれのプロジェクトもイーサリアムのリステーキングおよび利回り生成エコシステムに関連しており、その命運はETH自体への需要と密接に結びついている。

スプレッドシートではなく、大きな流動性トレード

ヘイズ氏はこの予測を、金融の緊張と政策対応が市場にさらなる流動性を押し込むという、より大きな賭けと結びつけた。同氏の最近の論評は、ユーロ円のダイナミクス、欧州銀行業界の圧力、日本銀行の政策、そして米国の金融緩和加速の可能性に焦点を当てている。

Arthur Hayes predicts Ethereum could hit $10,000 by year-end. He also sees major upside for ENA and ETHFI as liquidity flows back into crypto. Bullish outlook for Ethereum and DeFi. pic.twitter.com/rSm3zWYEn8 — Zaheer 📉 Self Made Traders (@zaheir06) September 3, 2026

同氏はまた、米国債の買い戻しや連邦準備制度理事会(FRB)のバランスシート拡大がリスク資産の下支えになり得るとも指摘している。これは暗号資産市場でよく知られたテーゼだ。金融環境の緩和は、ビットコインやイーサリアムを含む希少資産やハイベータ資産に資本を引き寄せやすい。ヘイズ氏はBitMEX時代からこの種の流動性主導の予測を続けており、過去の目標は必ずしも示された時間軸どおりには実現していない。

特筆すべきは、10,000ドルという数字には、イーサリアムのネットワーク収益、ETFや機関投資家の資金流入、ステーキング需要、供給量に関する詳細なモデルが伴っていないことだ。これは市場観であり、公開された前提条件のセットではない。

イーサリアムには依然として長い道のり

約2,495ドルの時点で、ETHはヘイズ氏の目標から約307%下に位置している。このトークンは8月に上昇した後、市場全体とともに失速しており、短期間でどれほどの上昇が必要かを思い知らせる形となった。

ENAとETHFIもそれぞれの目標水準を大きく下回る、約0.159ドルと0.562ドルで取引されており、ヘイズ氏の目標はENAで200%超、ETHFIで250%超の上昇を意味する。ヘイズ氏は今年、ETHFIの積極的な買い手であり、8月に再び買い増しを行った。このため同予測には、公開された見解に加えて自らのポートフォリオという側面も重なっている。

結局のところ、数字そのものよりも、その背後にある条件の方が重要かもしれない。この規模の上昇には、持続的な流動性、デジタル資産への需要の再燃、そしてボラティリティに耐えうるイーサリアム固有の需要が必要となるが、いずれも保証されているわけではない。大胆な目標はセンチメントを動かすことができるが、市場が協力しなくなった瞬間にノイズと化すこともある。