ニュース株式Apple、株価上昇で一時的に世界で最も価値ある企業の座を奪還

Apple、株価上昇で一時的に世界で最も価値ある企業の座を奪還

著者: CryptoBriefing·

重要ポイント

  • Appleは7月17日の取引時間中に一時Nvidiaを上回ったが、取引終了時にはNvidiaがわずかに高い時価総額を維持した。
  • Appleの時価総額は取引中に約4.88兆ドルに達し、その時点のNvidiaの約4.82兆ドルを上回った。
  • Apple株は2026年7月中旬までの年初来で約23%上昇した一方、Nvidiaは約7.3%上昇した。
  • NvidiaのAIでの立ち位置はモデルやデータセンター向けチップに結び付いている一方、Appleの戦略は約1.5 billion人の顧客が使うデバイスにAI機能を追加することに依拠している。
  • 予測市場は、Nvidiaが2026年末まで時価総額首位を維持する確率を約61%と示唆している。
Apple、株価上昇で一時的に世界で最も価値ある企業の座を奪還

Appleは7月17日、取引時間中にNvidiaを上回り、世界で最も価値ある上場企業の座を一時的に取り戻した。ただし、取引終了時にはNvidiaがわずかに上回った。

この取引日の間、Appleの時価総額は約4.88兆ドルに達し、Nvidiaの約4.82兆ドルをわずかに上回った。Nvidiaは終値ベースでは僅差で前に出たものの、Appleが半導体大手のライバルを上回ったことは、世界の株式市場の頂点をめぐる両社の競争が続いていることを示した。時価総額は取引時間中の株価変動に応じて動くため、終値での順位が変わらなくても、日中に順位が入れ替わることがある。

時価総額と株価パフォーマンス

Apple株は2026年7月中旬までの年初来で約23%上昇していた。人工知能インフラブームと広く結び付けられているNvidiaは、同じ期間に約7.3%上昇した。

両社の評価額の規模は、複数の主要国の国内総生産を上回る水準にある。AppleとNvidiaはいずれも、日本のGDPである4.3兆ドル、英国の4.2兆ドル、インドの4.1兆ドルを上回る価値を持つ。時価総額とGDPは異なる指標であり、前者は投資家が企業に付与する株式価値を示し、後者は年間の経済生産を測るものだが、この比較は公開市場の頂点に位置する企業の規模を示している。

Nvidiaは2024年6月に時価総額で初めてAppleを上回り、2025年6月に正式に首位の座を獲得した。その後、同社は2025年7月に時価総額4兆ドルに到達した初の企業となり、同年10月には5兆ドルの評価額に達した。

AI戦略が比較を形作る

Nvidiaの市場での位置付けはインフラに結び付いている。同社のGPUはAIモデルやデータセンターを稼働させるために使われており、AIコンピューティングハードウェア需要の中心に同社を置いている。このモデルには、大規模な設備投資、循環的な需要へのエクスポージャー、主要顧客が自社チップを開発するリスクも伴う。

Appleの立ち位置は、より大きく流通・普及基盤に依存している。同社は約1.5 billion人の顧客基盤がすでに利用しているデバイスにAI機能を統合できる。大規模インフラ供給企業と比べ、このアプローチは設備投資が少なく、より高い利益率を支え、既存ユーザーによるハードウェア更新サイクルに依拠している。

Apple株の年初来23%上昇は、Nvidiaの7.3%上昇と比べ、巨額のインフラ投資を伴わずに既存プラットフォームを通じてAIを収益化できる企業へ市場の関心が移っていることを示している。

予測市場はなおNvidiaを支持

Appleが取引時間中に一時的に首位に立ったにもかかわらず、予測市場はAppleに持続的なリードを与えていない。推計では、Nvidiaが2026年末まで時価総額首位を維持する確率はなお約61%とされている。

首位交代の示唆確率は39%であり、市場参加者の相当な割合が、2027年の開始時点でAppleが首位に立つ可能性を見ていることを示している。こうした確率は市場が織り込む一時点の見方であり、保証ではない。決算、製品アップデート、AI投資の動向、より広範な株式市場環境の変化に応じて変動し得る。