KPMG×Orange Groupの調査、2025年時点でナイジェリア人の9割がAndroidスマートフォンを使用していると判明
重要ポイント
- •2025年時点でAndroid端末がナイジェリアのスマートフォンの88%を占め、AppleのiOSが残る12%を保有していた。
- •KPMG×Orange Groupの報告書は、ラゴス、FCTアブジャ、ポートハーコート、イバダン、カノを含むナイジェリア12都市のアクティブな携帯電話ユーザー1万3,000人以上を調査した。
- •ナイジェリアのスマートフォン浸透率は2023年の64%から2025年に75%に上昇し、同じ期間にフィーチャーフォンの利用率は36%から28%に低下した。
- •2026年7月時点で、ナイジェリアの通信ユーザー1億9,500万人のうち1億5,700万人がインターネットにアクセスしており、MTNが8,400万人で首位、Airtelが約5,900万人でこれに続いた。
- •Androidセグメント内ではSamsung、Itel、Xiaomiがシェアを伸ばし、TecnoとInfinixは後退。AppleのiPhoneシェアは14%から12%に低下し、プラットフォーム選択の決定的要因は手頃な価格とされた。

新たな調査によると、2025年時点でナイジェリア人の約10人中9人(88%)がAndroidスマートフォンを使用しており、AppleのiOSが残る12%を占めている。この調査は、Androidが同国のモバイル市場で優位性を維持していることを改めて裏付けるものだ。
この調査結果は、2026年9月に発表されたKPMG×Orange Groupの報告書「Nigeria Smartphone Study: A Nationwide Analysis of Smartphone Ownership and Digital Application Usage」によるもので、アクティブな携帯電話ユーザー1万3,000人以上の回答をもとにしている。
ラゴス、FCTアブジャ、ポートハーコート、イバダン、カノを含むナイジェリアの12都市を対象にした共同報告書は、2025年のスマートフォン浸透率が2023年の64%から75%に上昇したことを明らかにした。同じ期間にフィーチャーフォンユーザーの割合は36%から28%に低下しており、若年層を中心にインターネット浸透が着実に進んでいる実態と一致する。
このデータが発表されたのは、技術的な模索と働き方の変化によってインターネット利用が拡大している時代だ。インターネットに接続できない電話機は、音声通話専用の端末としての役割しか果たさない。デジタル決済からソーシャルメッセージアプリまで、携帯電話はワークスペースになりつつあり、特にリモートワーカーにとってそうだ。このOSの構図はその変化に明確な形を与えている。ナイジェリアのスマートフォンの約10台中9台がAndroidで動作するため、このワークスペースの中心となるデジタル決済・メッセージツールはGoogleのプラットフォーム上で主に動作し、iOSはより小規模なプレミアム志向のセグメントに対応している。
6年7月時点の業界データによると、ナイジェリアの通信ユーザー1億9,500万人のうち1億5,700万人が現在インターネットにアクセス可能であり、通信ユーザーのフィーチャーフォンからの移行が続いていることを裏付けている。
主要通信事業者のうち、MTNナイジェリアが8,400万人で最大のインターネットユーザーシェアを持ち、Airtelが約5,900万人でこれに続く。Mike Adenuga氏所有のGlobacomは1,560万人で3位、T2mobileは81万10人で最小のシェアとなっている。MTNとAirtelの2社で、同国のインターネット接続の圧倒的多数を占めている。
Androidセグメント内では、88%のシェアがTecno、Infinix、Samsung、Itel、Xiaomiといった主要ブランドにまたがり、Vivo、Nokia、Lenovoの3社は合計でAndroidユーザーの5%を獲得した。既存勢力は地盤を失った。Tecnoは29%から25%に、Infinixは26%から24%に後退。最大の勝者は、10%から12%に上昇したSamsung、7%から10%に伸びたItel、そして3%から8%に跳ね上がったXiaomiだ。AppleのiPhoneの市場シェアは14%から12%に低下した。この勢力図の再編が持続するのか、また浸透率が2025年記録の75%を超えて上昇するのかは、今後の動向が注目される。
報告書は、Androidの優位性とiOSの普及水準が、消費者の好みよりも主に手頃な価格によって左右されていることを示している。iOS端末はプレミアムな製品力、先進的なカメラ性能、強力なエコシステム統合によって引き続き買い手を惹きつけているものの、価格が決定的な要因となっており、特に1人当たり所得の低い国ではその傾向が顕著だ。
Androidの魅力は、ブランド間競争が最も激しいエントリーレベルの端末にとどまらない。同プラットフォームは柔軟で幅広い統合を可能にし、多彩なホーム画面レイアウト、カスタムランチャー、代替アプリストア、深いファイルシステム制御をサポートしており、いずれも端末の見た目や動作を自ら自由に決めたいユーザーに響く要素だ。