Mizuho、AMDの目標株価を$625に引き上げ AIイベント後
重要ポイント
- •Mizuho Securities はAMDの目標株価を$625に引き上げ、Advancing AIイベント後もBuy評価を維持した。
- •AMDはrack-scale AI infrastructure systemのHeliosと、CerebrasとのAI inference platform構築に向けた提携を強調した。
- •同社は6th-Generation EPYC CPU lineupのVeniceがfull productionに入り、第4四半期に導入が始まる見通しだとした。
- •Mizuhoは、大手テクノロジー企業から最大14 gigawattsのMI455 capacityコミットメントがあるとして、2025年後半までの強い需要を示唆した。
- •AMD株は火曜日に約5%下落したが、年初来ではなお131%上昇している。

Mizuho Securities は、Advanced Micro Devices, Inc.(AMD)の目標株価を$615から$625に引き上げ、同社のAdvancing AIイベントを受けてBuy評価を再確認した。
AMD株は火曜日の取引を$494.95で開始し、半導体セクター全体が軟調となる中で約5%下落した。一方で、アナリストは同社の最新AIプレゼンテーションを前向きに受け止めており、株価は年初来で131%上昇している。
MizuhoのVijay Rakesh氏は、評価引き上げの背景として2つの主要製品投入、Helios AI platformとVenice processorsを挙げた。TipRanksのデータによると、Rakesh氏は追跡中の12,390人超のアナリストの中で第4位に位置し、的中率は68%、過去1年間の1回あたり平均リターンは72.80%となっている。
HeliosはAMDのrack-scale AI infrastructure systemであり、今回の説明により、AMDが個別チップを超えた大規模AI導入でどのように競争しようとしているかがより明確になった。Rakesh氏は、OpenAI、Anthropic、Microsoft、Metaを含む大手テクノロジー企業から、最大14 gigawattsのMI455 capacityに関するコミットメントがあると指摘し、その需要は2025年後半までの強さを示していると述べた。
またAMDは、6th-Generation EPYC CPU lineupであるVeniceがfull productionに入ったと発表した。cloud service providers と original equipment manufacturers は、第4四半期に導入を開始する見通しであり、AMDが製品発表を収益化できるかを見るうえで、この展開時期は重要となる。
イベントの重要な発表の1つは、AMDとCerebrasの提携だった。このパートナーシップは、AMDのHelios rack-scale architectureとCerebrasのwafer-scale processing technologyを組み合わせ、AI inference platformを構築する。
Rakesh氏はさらに、AMDのtotal addressable market estimate を10年末までに$2 trillionへ引き上げた。この見通しには$1.4 trillionのAI accelerator opportunityが含まれ、server CPU market estimate も従来の$120 billionから$220 billionへと大きく上方修正された。
他のWall Street firm もより強気な見方を示した。Stifelは目標株価を$635に、Benchmarkは予想を$685に、Wedbushは$600に引き上げた。Bairdは目標株価を$1,250に大幅引き上げたと報じられている。
市場全体のアナリスト評価はStrong Buyのままで、28件のBuy、8件のHoldが並ぶ。平均目標株価は$570.69で、現在水準から約15%の上昇余地を示している。
ただし、すべての指標が好意的というわけではない。過去90日間で会社のinsiderは310,310 shares を約$141 millionで売却しており、open-market purchase の記録はない。insider ownership は0.50%にとどまる。
AMDの12か月高値は$584.73で、現在の取引水準を大きく上回る。50-day moving average は$514.08、200-day moving average は$343.51となっている。
同社の直近の四半期決算は5月5日に発表された。AMDは1株当たり利益$1.37を計上し、アナリスト予想の$1.29を上回った。売上高は$10.25 billion で、前年同期比37.8%増となり、コンセンサス予想の$9.90 billionも上回った。
institutional ownership は発行済み株式の71.34%を占める。Empowered Funds LLC は第1四半期に保有比率を37.1%拡大し、260,777 shares を約$53 million 相当保有した。
AMDの次回決算は、AI需要の継続、供給網の準備状況、そして今後のガイダンスが、現在の高いバリュエーションを正当化できるかどうかを判断する重要な材料となる見込みだ。現在の評価には、162.28倍のprice-to-earnings ratio と$800 billion超のmarket capitalization が反映されている。