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AWS売上急増とAI支出拡大でAmazon株が上昇

著者: Blockonomi·

重要ポイント

  • Amazonの2025年設備投資は1,310億ドルで、2024年の830億ドルから増加した。
  • 同社は2026年の設備投資見通しを約2,200億ドルへ引き上げ、2028年までに最大6,280億ドルを投じる可能性がある。
  • AWS売上高は第2四半期に前年比37%増の422億ドルとなり、18四半期で最速の伸びを記録した。
  • AmazonはAI事業と半導体事業がいずれも年間売上高ランレート250億ドルを超えたと述べた。
  • 過去12カ月の営業キャッシュフローが1,614億ドルだった一方、フリーキャッシュフローは76億ドルのマイナスとなった。
AWS売上急増とAI支出拡大でAmazon株が上昇

Amazon(AMZN)株は金曜日の取引で3.49%上昇し、265.21ドルとなった。強い買いが株価を260ドル超えへ押し上げ、267.50ドルのレジスタンスに向かわせた。これにより株価は265ドル近辺となり、262.50ドルと260ドルがその日の主要なサポート水準として残った。一方で、AmazonのAI支出拡大は、AWSの成長加速とAI・半導体事業の売上増加と重なっている。

Amazon.com, Inc., AMZN

AmazonがAIインフラ投資を拡大

Amazonの設備投資は2025年に1,310億ドルとなり、2024年の830億ドルから増加した。同社は当初、2026年の設備投資を約2,000億ドルと見込んでいたが、その後この見通しを約2,200億ドルへ引き上げた。その結果、同社はコンピューティング能力と関連インフラを拡大する過程で、2028年までに最大6,280億ドルを投じる可能性がある。この規模は、Microsoft、Alphabet、MetaがAIデータセンターの構築に向けて設備投資計画を引き上げているなか、Amazonをより広範なハイパースケーラーの投資拡大局面に位置づける。

投資額の増加は、堅調な営業キャッシュ創出にもかかわらず、Amazonのフリーキャッシュフローを押し下げた。Amazonの営業キャッシュフローは6月30日までの12カ月間で1,614億ドルだった一方、フリーキャッシュフローは76億ドルのマイナスとなった。ただし、この支出はクラウドおよびAIサービスに必要なデータセンター、半導体、ネットワーク機器、その他のインフラを支えている。

Amazonはまた、2026年のAWS向け設備投資の多くを顧客コミットメントに結び付けている。そのため、同社はその能力の大部分が2027年と2028年に収益を生むと見込んでいる。この方針は、インフラ整備とクラウドコンピューティングおよびAI能力への既存需要を結び付けるものだ。

AI需要でAWS売上が加速

AWSの売上高は第2四半期に前年比37%増の422億ドルとなった。この増加率は18四半期で最も高く、AWSの営業利益は102億ドルから166億ドルへ拡大した。Amazonによると、AI事業と半導体事業はいずれも年間売上高ランレート250億ドルを超えた。AWSは売上高ベースで依然として最大のクラウドインフラ提供事業者であり、Microsoft AzureやGoogle Cloudを上回っている。その成長率は、AIコンピューティングに対する企業需要の指標として広く注目されている。半導体事業には、AIモデルの学習や推論向けにNvidiaのGPUの代替として位置付けられているAmazon独自のTrainiumアクセラレータが含まれる。

AWSの結果は、Amazonの高水準なインフラ投資と同時に需要の強さを示している。さらに、クラウド部門はAmazonがAI能力を拡大するなかでも、引き続き主要な営業利益源となっている。したがって、同社のインフラ投資は、すでに大きな売上と営業利益を生み出しているサービスを支えている。

Amazonの小売事業でも、AIは商品発見や購買行動に影響を与えている。オンライン小売に関する調査では、Alexa AIユーザーの57%が、それまで知らなかった商品を購入したと回答した。そのため、AmazonのAIツールは、同社がより広範なAIインフラを拡大するなかで、商品発見に影響を与える可能性がある。

最新の数値は、Amazon株の値動きを、クラウド成長の強さとAI関連事業の拡大と結び付けている。しかし、フリーキャッシュフローのマイナスは、大規模な設備投資の直接的な結果であり続けている。2027年と2028年に見込まれる顧客コミットメントに基づく収益との間のギャップは、建設拡大における中心的な論点、つまり計画が進むなかでフリーキャッシュフローがどれだけの期間マイナスを維持するかを示している。Amazonの265.21ドルという株価は260ドル超えへの強い動きを反映しており、267.50ドルが依然として直近で示されたレジスタンス水準である。