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ABB、ニュージーランドの新型ハイブリッド電気推進クック海峡フェリーに推進システムを供給へ

著者: Ship & Bunker·

重要ポイント

  • ABBは、ニュージーランドのクック海峡フェリー置換計画の下で建造される2隻のハイブリッド電気推進Ro-Paxフェリー向けに、電力・推進・自動化システムを供給する。
  • 船体は広州船舶国際(GSI)がFerry Holdings Limited向けに建造し、引き渡しは2029年予定。
  • 全長200メートルのフェリーは燃料非依存型ハイブリッドシステムと8.2MWhの蓄電池を備え、港内での準ゼロエミッション運航を可能にする。
  • ABBの供給範囲は主発電機4基、バウスラスター3基分の機器、アジポッド推進ユニット2基に加え、遠隔診断機能を備えたPEMS電力管理システム。
  • フェリーは最大1,530人の旅客と2,400レーンメートルの貨物を輸送でき、燃料消費量・排出物・水中放射噪音の削減を図る設計。
ABB、ニュージーランドの新型ハイブリッド電気推進クック海峡フェリーに推進システムを供給へ

エンジニアリング企業のABBは、ニュージーランドのクック海峡フェリー置換計画(Cook Strait Ferry Replacement Programme)の下で建造される2隻のハイブリッド電気推進Ro-Paxフェリー(客貨両用フェリー)向けに、電力・推進・自動化システムを供給する事業者に選定された。

ABBが水曜日のメールでの発表で明らかにしたところによると、このフェリーは広州船舶国際(Guangzhou Shipyard International、GSI)がFerry Holdings Limited向けに建造し、2029年の引き渡しが予定されている。就航後は92キロメートルのウェリントン―ピクトン航路で運航され、同航路は北島と南島を旅客・貨物の両面で結ぶ、ニュージーランド国内貨物ネットワークの重要なリンクとなっている。

全長200メートルの本船には、燃料非依存型(フューエルアグノスティック)のハイブリッド電気式電力・推進システムが搭載され、8.2MWhの蓄電池システム(BESS)と組み合わせることで、港内での準ゼロエミッション運航を可能にする。燃料非依存型設計は、代替燃料が商業的に利用可能になった段階で事業者が切り替えられるようにすることを狙いとしたものであり、海運業界が排出削減に取り組む中、フェリー新造計画で採用が広がっているアプローチだ。

契約に基づき、ABBは主発電機4基、バウスラスター3基分の機器、およびアジポッド推進ユニット2基を供給する。また、ABBのPEMS電力管理システムや遠隔診断技術も搭載される。

本船は最大1,530人の旅客と2,400レーンメートルの貨物を輸送できる設計で、燃料消費量、排出物、水中放射噪音の削減を図るものとされている。2029年の引き渡しは、GSIでの建造工程が進む中で注目される節目であり、その後本船はクック海峡航路に就航する予定だ。

出典:Ship & Bunker