ニュースマクロS&P Global Market Intelligenceの推計、月次GDPは3月以降横ばい

S&P Global Market Intelligenceの推計、月次GDPは3月以降横ばい

著者: Econbrowser·

重要ポイント

  • S&P Global Market Intelligenceの月次GDP推計は、米国の月次GDPが3月以降横ばいで推移していることを示している。
  • Econbrowserの分析は2026年8月22日に公開され、2026年8月3日に公表されたSPGMIの推計を使用している。
  • 同レポートでは、月次GDPを非農業部門雇用者数、民間雇用者数、鉱工業生産、移転支払いを除く実質個人所得、実質製造業・貿易売上高と比較している。
  • また、四半期GDPと8月21日付のニューヨーク連銀ナウキャストも月次系列と併せて比較対象として示している。
  • レポートで引用された最新のGDP成長率ナウキャストは、アトランタ連銀4.0%、SPGMI 2.3%、セントルイス連銀2.4%、ゴールドマン・サックス2.3%である。
S&P Global Market Intelligenceの推計、月次GDPは3月以降横ばい

2026年8月3日に公表されたS&P Global Market Intelligence(SPGMI)の月次GDP推計によると、米国の月次GDPは3月以降横ばいで推移している。

Econbrowserはこの推計を、米国の経済活動を示す主要な一致月次指標と併せて追跡している。すなわち、非農業部門雇用者数(NFP)、平滑化された人口調整を施した民間雇用者数、鉱工業生産、2017年連鎖ドル表示の移転支払いを除く個人所得、2017年連鎖ドル表示の製造業・貿易売上高、そして2017年連鎖ドル表示の月次GDPである。経済分析局(BEA)の2026年第1四半期速報値による四半期GDPと、8月21日付のニューヨーク連銀のナウキャストも、月次系列と併せて図示されている。すべての系列は2025年1月をゼロとする対数正規化が施されており、共通の基準で比較できるようになっている。

こうした月次指標が有用なのは、BEAの四半期GDP公表よりも高頻度で経済活動を把握できると同時に、全米経済研究所(NBER)の景気循環決定委員会が米国の景気循環の基準日を設定する際に用いる系列と整合しているためである。このため、月次GDP推計は公式の四半期測定値の代替ではなく、それを補完する参考指標と位置づけられる。

基礎データは、FRED経由の労働統計局(BLS)データ、BLS、連邦準備制度、BEAの2026年第1四半期速報値、S&P Global Market Intelligence(旧Macroeconomic Advisers、IHS Markit。2026年8月3日公表)、および著者自身の計算に基づく。

背景. SPGMIの月次GDP指数は、Macroeconomic Advisersで考案され、IHS Markitを経由し、現在はS&P Globalが公表している。BEAの四半期公表の間を埋める月次頻度のGDP推計を提供するものである。併せて示されている指標セット——雇用者数、移転支払いを除く実質個人所得、鉱工業生産、実質製造業・貿易売上高——は、NBERの景気循環決定委員会が米国の景気循環の時系列を確定する際に依拠する月次系列に対応しており、ここでは月次GDPが追加されている。2017年連鎖ドルは、BEAが実質(数量)指標に用いるインフレ調整後の基準を指す。

ナウキャスト. 最新のGDP成長率ナウキャストは、4.0%(アトランタ連銀、8月18日)、2.3%(SPGMI、8月21日)、2.4%(セントルイス連銀)、2.3%(ゴールドマン・サックスのトラッキング推計)となっている。

この分析は2026年8月22日にEconbrowserで公開された。