Strive、ATMによる調達額が1,000万ドルを超え、130 Bitcoin超を購入
重要ポイント
- •Strive の優先株プログラムは1,000万ドル超を調達し、130 Bitcoin超に転換した。
- •資金調達手段は SATA で、NASDAQ 上場の永久優先株として日次で13%の年率配当を支払う。
- •Strive の仕組みは株式ベースで、借入、信用枠、社債条項に依存していない。
- •同社は2026年8月24日から26日に SATA の ATM で4,035万ドルを調達し、約510.69 Bitcoin を購入できる規模だった。
- •8月24日の Form 8-K では、8月17日から21日に1,110 Bitcoin を購入し、保有量が21,356 BTC に増加したと報告した。

Strive, Inc. は、マーケット価格に連動して発行する優先株プログラムによる調達額が1,000万ドルを超え、その資金を130 Bitcoin超へ転換した。
この資金調達手段は、Strive の Variable Rate Series A Perpetual Preferred Stock で、NASDAQ ではティッカー SATA で取引されている。同株式は13%の年率配当利回りを日次で支払う仕組みで、市場価格を100ドルの額面価値に近い水準に保ち、会社が大幅な値引きなしに新株を発行できるようにしている。
仕組みの流れ
利回りを求める投資家が100ドル以上で SATA 株を購入し、Strive が資金を受け取ると、同社はその収入をただちに Bitcoin に変換する。借入、信用枠、社債の財務制限条項は用いない。
MicroStrategy をはじめとする多くの企業は、Bitcoin を積み増す際に転換社債やシニア担保付債務の一部を活用してきた。一方、Strive の手法は完全に株式ベースであり、Bitcoin 価格が急落しても債権者が清算を強制することはできない。この違いは重要で、同社の資金調達能力は SATA が額面近辺で取引され続けることに依存しているため、優先株の市場価格が ATM の利用頻度を左右する中核となっている。
今週発表された1,000万ドルの節目は、すでに週次でより大きな調達実績を示しているプログラムにおける比較的初期のデータポイントである。2026年8月24日から26日にかけて、SATA の ATM による調達額は4,035万ドルに達し、当時の価格で約510.69 Bitcoin を購入できる規模だった。その前の2日間、8月20日と21日には、同社は約3,290万ドルを調達し、約440 Bitcoin を資金化した。
Strive の Bitcoin 保有状況
同社は8月24日の Form 8-K で、8月17日から21日の間に1,110 Bitcoin を平均約73,409ドルで購入したと明らかにした。この取引により、総保有量は20,246 BTC から21,356 BTC に増加した。
SATA プログラム自体は2025年12月に5億ドル規模で承認され、株式発行を通じて Bitcoin 購入のみを資金提供するよう設計されている。Strive は、SATA が100ドルの額面価値以上で取引されている場合にのみ ATM を起動するとしている。額面を下回って発行すると既存株主の希薄化につながり、仕組み全体が弱まるためである。SATA が額面に戻ったことで、2026年8月下旬にプログラムが再開され、週次データに反映された活動の急増につながった。
無借金という構造の意味
優先株の保有者は深刻な景気悪化局面で配当が減額される可能性があるが、債券保有者のように元本の返済を請求することはできない。そのため、レバレッジの大きいバランスシートに付きまとう強制清算リスクは小さい。
13%の配当は無償ではない。会社の営業資源、あるいは理論上は将来の Bitcoin 値上がり益から支払われる必要がある。Bitcoin が長期にわたり停滞すれば、保有資産を増やしながらその支払いを維持することは難しい調整課題となる。