StorjがChapter 11を申請、WEMIXは625万ドルのスマートコントラクト悪用を報告
重要ポイント
- •Storj Labsは7月26日にChapter 11保護を申請し、再建中も通常の事業運営を継続する見込みだと述べた。
- •同社は分散型クラウドストレージ事業に注力しながら、過去の買収案件や非中核事業を見直している。
- •Storjは、再編により経営陣、分散型コミュニティ、トークン保有者、潜在的投資家が事業の所有権を共有できる可能性があると述べた。
- •WEMIXは、スマートコントラクトの所有者権限が侵害され、約625万ドル相当の異常なトークン発行と移転が可能になったと報告した。
- •WEMIXは攻撃者とみられるアドレスを追跡し、調査が続く中で取引所やブロックチェーンセキュリティ企業と協力している。

Storj Labsは米国で任意のChapter 11破産保護を申請し、この手続きは同社が事業を継続しながら過去の財務上の義務に対応することを目的としていると述べた。
この案件は7月26日、米国ウェストバージニア州北部地区連邦破産裁判所に申請された。Storjは、事業運営は通常通り継続する見込みであり、再建手続き中に顧客サービスが中断されることは想定していないと述べた。Chapter 11は通常、企業が債務やその他の義務を再編する計画について裁判所の承認を求める間も、事業継続を可能にする制度だ。
今回の申請は、約3,500万ドルの資金調達後に行われたもので、Storjが中核事業である分散型クラウドストレージ事業への注力を続ける中での動きとなる。同社は事業の効率化に向けた取り組みの一環として、過去の買収案件や非中核とみなす事業についても見直している。
Storjの幹部は、Chapter 11の申請を事業停止ではなく再建に向けた取り組みだと位置付けた。ソフトウェアエンジニアリング担当ディレクターのKaloyan Raev氏は、基盤となる事業は引き続き強固だが、過去の義務が重荷になっていると述べた。
「この手続きにより、それらを秩序立って解決し、健全な基盤をもって次の段階へ進むことができます」とRaev氏は述べた。
Storjは、再建によって最終的には経営陣、分散型コミュニティ、トークン保有者、潜在的投資家が再編後の事業の所有権を共有できる可能性があると述べた。このニュースを受け、Storjの価格は9.7%下落し、$0.066で取引された。
WEMIXステーブルコイン、625万ドルのスマートコントラクト悪用被害
別の動きとして、Wemadeが運営するブロックチェーンプラットフォームWEMIXは、同社のWEMIXステーブルコインに関わるセキュリティ侵害を確認した。
このインシデントは、WEMIXに関連するスマートコントラクトの所有者権限が侵害された後、7月26日午後6時18分ごろに発生したと報じられている。スマートコントラクトシステムでは、所有者権限は管理機能を実行するために使用されることがあり、その権限の安全性はトークン運用において重要な要素となる。この侵害により、約625万ドル相当の異常なWEMIXトークンが発行され、オンチェーンで移転されたとされている。
WEMIXは、攻撃に関連しているとみられるアドレスを特定し、資産の移動を追跡していると述べた。
調査と対応は継続中
同社は、盗まれた資金の移動を監視するため、主要な暗号資産取引所やブロックチェーンセキュリティ企業と協力していると述べた。必要に応じて法執行機関とも協力する可能性がある。
WEMIXは、調査の進展に応じて追加の詳細と対応策を公表するとしている。ユーザーには、公式発表のみに依拠し、この悪用に関連する未確認情報や憶測を避けるよう呼びかけている。