ニュース暗号資産Solana、ステーク済みSOLの28.83%がオフライン化しファイナリティ閾値に接近

Solana、ステーク済みSOLの28.83%がオフライン化しファイナリティ閾値に接近

著者: Coinfomania·

重要ポイント

  • Teraswitchのルーティング障害によりステーク済みSOLの28.83%が応答不能となり、Solanaの取引ファイナリティを停止させる33.34%の閾値に接近した。
  • 約90のバリデーターが影響を受け、影響を受けたバリデーターは33分間の停止中にステーキング報酬で推定333 SOLの損失を集計で被った。
  • 自律システムAS20326だけで1億1,890万SOL以上をホストしており、単一のインフラプロバイダー内にステーク資産が高度に集中していることが明らかになった。
  • Marinade Financeはインシデントを確認し、今回の危機一髪への対応として集中限度を見直すと表明した。
  • 本障害に関連してSOLの価格変動や取引量の変化は報告されなかった。
Solana、ステーク済みSOLの28.83%がオフライン化しファイナリティ閾値に接近

Marinade Financeは、インフラプロバイダーTeraswitchのルーティング障害に続いて、ステーク済みSOLの28.83%がオフラインになったと報告した。この障害によりSolanaネットワークは取引のファイナリティが停止される33.34%の閾値に接近し、バリデーターの集中リスクに対する懸念が高まった。

WuBlockchainによると、約90のバリデーターがこのインシデントの影響を受けた。自律システムAS20326だけで1億1,890万SOL以上をホストしており、ステークされた資産が単一のインフラプロバイダーに集中している程度が浮き彫りになった。

インシデントの詳細

Teraswitchのルーティング障害により、ネットワークのステーク済みSOLの相当部分が応答しなくなった。Solana上での取引ファイナリティにはステーク済みバリデーターの3分の2以上がオンラインであることが必要であり、28.83%の停止は重大な33.34%の閾値を超えるまでの余裕をほとんど残さなかった。

トラフィックは障害発生から約33分後に回復した。ただし、影響を受けたバリデーターはダウンタイム中にステーキング報酬で約333 SOLを失ったと報じられている。

Marinade Financeの対応

SolanaのリキッドステーキングプロトコルであるMarinade Financeは、今回の停止を確認し、インシデントへの対応として集中限度を見直す意向を示した。同プロトコルは、管理下のステーク資産が複数のインフラプロバイダーに分散されているため、バリデーターのパフォーマンスとネットワークの安定性に直接的な利害関係がある。Marinadeのようなリキッドステーキングプロトコルはバリデーター間のステーク割り当てにおいて重要な役割を果たしており、その集中ポリシーはネットワークの実効的な非中央集権性に実質的な影響を与えうる。非中央集権性はしばしば中本係数(コンセンサスを妨害するために必要な最小限の独立エンティティ数を測る指標)によって測定される。

背景

Solanaは分散型アプリケーション向けに設計された高性能ブロックチェーンプラットフォームであり、高いスループットとスケーラビリティで知られている。同ネットワークは過去数年間に複数の部分的および完全な停止を経験しており、その回復力とインフラ依存関係に対する継続的な精査を受けてきた。Teraswitchのインシデントはこの実績に加わるものであり、バリデーターインフラの回復力と集中型ホスティング体制に関連するリスクに関する継続的な課題を浮き彫りにしている。

バリデーターの集中はSolanaに特有の問題ではない。プルーフ・オブ・ステークネットワークは一般に、単一のクラウドやコロケーションプロバイダーがライブ性を脅かすほどのステークを蓄積しないよう確保する圧力に直面している。今回の危機一髪が、ステーキングプロトコルによるプロバイダーごとのより厳格な上限設定やバリデーターの代替データセンターへの移行など、より広範な運用面の変更につながるかどうかは、インシデント後にインフラ運営者や委任者の関心の的となるだろう。

本イベントに関連してSOLの価格変動や取引量の変化は報告されていない。