Premialab、BlackRockのAladdinと提携し、機関投資家によるQIS活用の加速を支援
重要ポイント
- •Premialabは、BlackRockのAladdinプラットフォームとの提携を発表し、専門的な定量的投資戦略(QIS)のデータとアナリティクスを両プラットフォームの共通機関顧客に提供する。
- •この統合は、QISポジションの集約、リターンのアトリビューション、ポートフォリオ全体との併せたレポーティングを中心に、これまでQIS採用を制約してきた運用上の摩擦を低減することを目的としている。
- •提携は3つの中核機能を提供する:保有水準の透明性、QISエクスポージャー全体の粒度の高いリスク・アトリビューション、および主要QISバンク20行のデータに支えられた継続的なデータ・品質管理。
- •Premialabのプラットフォームは、顧客の運用資産約20兆米ドルに相当する8,000超の投資可能なシステマティック戦略を対象に、1日1,500万件超のデータポイントを処理している。
- •発表に提供開始の時期は含まれておらず、共通顧客が新機能にアクセスできる時期は未定となっている。

Premialabは、定量的投資戦略(QIS)における独立系の大手プラットフォームとして、投資管理プロセスを一元化するBlackRockのプラットフォーム「Aladdin」との提携を発表した。この取り組みは、Premialabの専門的なQISデータ機能を両プラットフォームの共通顧客に直接提供することで、機関投資家によるQISの採用加速を目的としている。
QISは現代のポートフォリオ構築において中核的な役割を果たしており、効果的に運用するには高度なリスク分析と精緻なモデリングが必要となる。今回の提携は、Aladdinの機能とPremialabの深いQISデータおよびアナリティクスの専門知識を組み合わせることで、共通顧客がポートフォリオの他の部分と一体でQISエクスポージャーを管理できる、より合理的な手段を提供する。運用者にとって実務上の意義は、戦略レベルのQISデータが、ポートフォリオ全体のリスク管理やレポーティングに既に使用しているのと同じインフラの中に置かれ、並列のワークフローが不要になる点にある。
両社は、この統合が、これまでQIS採用を制約してきた接続性の改善と業務上の摩擦の低減を目的としていると説明している。実際に、その摩擦はQISポジションの集約、リターンのアトリビューション、ポートフォリオの他の部分との併せたレポーティングを中心としたものであり、まさにこの提携が以下の3つの中核機能によって狙う領域である:
- 保有水準の透明性: ポートフォリオ全体におけるQIS戦略の、より精緻なエクスポージャー管理と集約
- リスク分析: QISエクスポージャー全体にわたる粒度の高いアトリビューションによる、戦略リターンの要因の特定
- 継続的なデータ・品質管理: 主要QISバンク20行から調達したデータに支えられた、継続的なデータ提供、品質管理、リスクレポーティング
AladdinとPremialabは、QISを世界中の機関投資家にとってより利用しやすいものにするという、業界共通の優先課題を前進させている。
「この戦略的な取り組みでAladdinと提携できることを嬉しく思います」と、PremialabのCEOであるAdrien Géliot氏は述べた。「QISおよびデリバティブの機関投資家による採用が急速に拡大しています。今回の提携は、QIS採用を制約してきた長年の運用上の課題に対応するものです。接続性の向上と業務摩擦の低減により、機関投資家とそのカウンターパーティーにとって意味のある新たな機会が開かれると考えています。Aladdinの規模とリーチを考えれば、この統合は、グローバルの機関投資コミュニティにおけるQISの活用方法に大きな影響を与えることになります」
BlackRockでAladdin Enterprise Partnershipsのグローバル責任者を務めるKamya Somasundaram氏は次のように付け加えた。「定量的投資戦略への需要が拡大し続ける中、顧客はこれらの戦略のモデリング、モニタリング、レポーティングにおける、より深い精緻さを求めています。Premialabとの提携により、AladdinプラットフォームにQISの専門知識が加わり、共通の顧客は、既に頼りにしている幅広い投資・リスクインフラと併せて、これらの戦略により速く効率的にアクセスできるようになります」
Premialabのマルチアセット、マルチリージョンのプラットフォームは、顧客の運用資産約20兆米ドルに相当する8,000超の投資可能なシステマティック戦略を対象に、1日で1,500万件超のデータポイントを処理している。同社の独自データセットとアナリティクスは、詳細なリスク分解、ファクター・アトリビューション、シナリオ分析を提供する。今回の提携は、まさにこのデータセットとアナリティクスの能力を、両プラットフォームの共通顧客向けにAladdinのリスク・レポーティング環境内で利用できるようにすることを目的としている。
今回の発表に提供開始の時期は含まれていなかった。共通顧客が3つの中核機能にいつアクセスできるようになるか、そして保有水準の透明性が、両氏が述べた運用上の摩擦を測定可能な形で軽減するかどうかが、この提携がQISを日常的な機関投資家のポートフォリオ構築にどの程度定着させるかを測る指標となる。