NIO、火曜日に2026年第2四半期決算を発表へ アナリストは収益性と納車台数に注目
重要ポイント
- •アナリストは、NIOの2026年第2四半期の1株当たり損失が前年同期の0.28ドルから0.05ドルへ縮小すると予想している。
- •売上高は49億5,000万ドルが見込まれ、2025年第2四半期の26億3,000万ドルから増加する見通しだ。
- •第2四半期の納車台数は107,658台で、前年同期比49.4%増だったが、経営陣の予想レンジはわずかに下回った。
- •オプション価格は決算後に8.76%の変動を示唆しており、NIOの直近の平均決算後ボラティリティを上回っている。
- •NIOは、バッテリースワップ網が1億回超の交換を超えたとしつつ、新旧ブランドの拡大を進めている。

中国の電気自動車メーカーNIOは、米国市場の取引開始前となる9月1日火曜日に2026年第2四半期の決算を発表する予定だ。株価は現在約4.37ドルで、ピーク時の評価額から93%下落しているが、2025年初めに付けた3.14ドルの安値からは大きく回復している。
アナリストは、NIOが1株当たり0.05ドルの損失を計上すると予想しており、これは2025年同四半期の1株当たり0.28ドルの損失から大幅な改善となる。売上高は49億5,000万ドルが見込まれており、2025年第2四半期の26億3,000万ドルのほぼ倍に達する見通しだ。
オプション市場は現在、決算発表後に約8.76%の変動を織り込んでいる。この予想変動幅は、過去4四半期の平均決算後ボラティリティ5.76%を上回る。
2026年第2四半期の車両納車台数は107,658台に達し、前年同期比49.4%増となった。これは経営陣の予想レンジである110,000台から115,000台をわずかに下回っており、今回の決算は、台数増加が売上高と利益率にどの程度反映されたかを確認する材料となる。以前のガイダンスでは、第2四半期売上高はRMB 32.78 billionからRMB 34.44 billionの範囲が示されていた。
収益性が引き続き最大の焦点
持続的な収益性は、引き続き投資家にとって主要な論点だ。NIOは2026年第1四半期に18.8%の車両マージンを計上し、non-GAAPベースで営業利益を黒字化した。経営陣は2026年通年で17%から18%の車両マージンを目標としている。
市場はすでに、収益性に対してNIO株が強く反応することを示している。2025年第4四半期に純利益1,710万ドルを計上した際、株価は直後に20%上昇した。その上昇は、その後の取引週で45.6%高まで拡大した。
2026年第1四半期に再び赤字へ戻った後、株価は急落し、その後も軟調な推移が続いている。再び黒字を確保できれば、この流れを変える可能性があるが、今回の決算ではまず、納車台数を拡大しながら利益率を改善できているかが問われる。
直近12カ月売上高は143億ドルに達し、7月31日までの車両納車台数は227,057台となった。これは2025年同期間比で68%増だ。売上高の成長そのものは大きな課題ではない。持続可能な収益性の確立が、なおも最大の障害となっている。
ブランド拡大とバッテリースワップも注目点
投資家はNIOのブランド多角化の取り組みにも注目している。ONVO L80 SUVは5月に顧客向け納車を開始し、改良版L60はラインアップの多様性をさらに高め、低価格帯のFireflyブランドも拡大を続けている。重要な焦点は、これらのモデルによる販売増加が全体の収益性を圧迫するかどうかだ。
NIO独自のバッテリースワップ網も拡大を続けている。同社はこれまでに1億回超のバッテリー交換を実施しており、第5世代の交換ステーションを展開している。この仕組みにより、顧客は数分以内に消耗したバッテリーパックを満充電のものへ交換できる。またNIOは、バッテリー費用を継続課金型のサブスクリプションモデルへ移すことで、車両の初期購入価格を抑えられる。
経営陣は2026年通年で40%から50%の納車成長を目標としている。こうした背景から、火曜日の決算は、単なる利益数値だけでなく、NIOがより広範な製品展開と納車増を、より安定した事業プロファイルへつなげられるかを示す重要な材料となる。TipRanksの分析によると、NIO株の投資判断は「Moderate Buy」で、平均目標株価は6.50ドルとなっており、現在水準から約46%の上昇余地を示唆している。