ニュース暗号資産米国人の63%がトランプ家の暗号資産投資は「不適切」と回答――ロイター/イプソス調査

米国人の63%がトランプ家の暗号資産投資は「不適切」と回答――ロイター/イプソス調査

著者: Cointelegraph·

重要ポイント

  • 調査に回答した米国人の63%は、トランプ氏とその家族が暗号資産で金銭を得ることは不適切だと回答。投資を適切とみなした共和党支持者は69%だったのに対し、民主党支持者の92%は否定的に回答した。
  • 米政府倫理局が6月に公表した報告によると、トランプ氏は2025年にWorld Liberty Financialやミームコイン「Official Trump(TRUMP)」を含む暗号資産関連投資から14億ドルを得ていた。
  • 米大統領は、他の行政府高官に適用される連邦の利益相反法の適用対象外とされており、この長年続く例外規定は政府倫理団体から批判を招いてきた。
  • 議会民主党は、政府高官とその家族によるデジタル資産の発行・推奨を禁止する「暗号資産腐敗終結法」を提出した。また、チャック・シューマー上院少数党院内総務は、連邦レベルの汚職対策機関を設立する法案を提案した。
  • SECとCFTCの間でデジタル資産の監督を分担させるデジタル資産市場明確化法案は、2025年7月に超党派の支持を得て下院を通過しており、9月15日に上院でクロージャー(討論終結)採決が予定されている。
米国人の63%がトランプ家の暗号資産投資は「不適切」と回答――ロイター/イプソス調査

ロイター/イプソスの調査で、米国人の過半数が、ドナルド・トランプ米大統領とその家族が在任中に暗号資産投資で利益を得ることは不適切だと考えていることが明らかになった。

8月14日~17日に行われたこの調査(回答者1,166人)では、63%がトランプ氏とその家族が暗号資産で金銭を得ることは適切でないと回答した。結果には党派間の大きな隔たりが表れており、回答した共和党支持者の69%は投資を適切とみなした一方、民主党支持者の圧倒的多数にあたる92%は否定的に回答した。

今回の調査結果は、米政府倫理局が6月に公表した報告に続くものだ。同報告では、トランプ氏が2025年に暗号資産関連の投資から14億ドルを得ていたことが明らかにされた。これには、ホワイトハウス復帰に先立ち2024年9月に立ち上げられた暗号資産事業である一族のWorld Liberty Financial社や、2025年1月の就任数日前に発行されたミームコイン「Official Trump(TRUMP)」が含まれる。

ホワイトハウスのアンナ・ケリー報道官は、トランプ氏の暗号資産投資に関するコメント要請に応じて「利益相反は存在しない」と繰り返し述べている。米大統領は、他の行政府高官に適用される連邦の利益相反法の適用対象外とされており、この長年続く例外規定は政府倫理団体から批判を招いてきた。

議員らもまた、トランプ家の暗号資産取引に対するより厳しい監視を求めている。複数の連邦議会議員が、World Libertyとトランプ家の投資をめぐり、政府機関による調査と追加情報の提供を求めた。議会民主党は先に、大統領、政府高官、連邦議会議員とその家族によるデジタル資産の発行や推奨を禁止する「暗号資産腐敗終結法」を提出した。7月には、チャック・シューマー上院少数党院内総務が、連邦レベルの汚職への対応に特化した機関を設立する法案を提出したと明かし、大統領の「多種多様で極めて利益を生む暗号資産事業」を名指しで批判した。

水曜日、トランプ氏は多数の企業経営トップや業界リーダーが出席したホワイトハウスの記者会見で暗号資産について言及した。暗号資産企業は2024年の選挙で、暗号資産に友好的な候補者を支援するスーパーPACを通じて1億ドル超を費やしており、業界リーダーらはその後、明確な連邦ルールを定める法整備をワシントンに働きかけてきた。大統領らは上院議員に対し、米規制機関によるデジタル資産監督の明確な役割を定めるとみられるデジタル資産市場明確化法案の可決を促した。同法案は2025年7月に超党派の支持を得て下院を通過しており、デジタル資産の監督を米証券取引委員会(SEC)と米商品先物取引委員会(CFTC)に分担させる内容となっている。同法案は9月15日にクロージャー(討論終結)採決が予定されている。