マイケル・セイラー氏、ビットコインの弱気相場終了を宣言、10万ドル超えの回復を予測
重要ポイント
- •Strategy Inc.の共同創設者兼取締役会長であるマイケル・セイラー氏は、2026年10月13日、ビットコインの弱気相場が終了したと述べ、10万ドル超えの回復を予測しました。
- •同氏は、強気見通しの主な要因として、米国で好意的に変わりつつある規制環境と、銀行によるビットコイン採用の拡大の2点を挙げました。
- •Strategyは2026年10月11日時点で848,250 BTC(2,100万BTCの固定供給量の約4%)を、1枚あたり約75,000〜76,000ドルの平均取得コストで保有しています。
- •ビットコインは6万ドルをわずかに下回って底を打ち、その後8万ドル台まで回復しており、Strategyの保有資産は再びコスト基準を上回りました。
- •予測市場は、2026年末までにビットコインが10万ドルを取り戻す確率を約33%と見ており、これはセイラー氏やスタンダードチャータードのジェフリー・ケンドリック氏が掲げる年末目標よりも慎重な見方です。

マイケル・セイラー氏は、弱気相場の終了を宣言しました。Strategy Inc.の共同創設者兼取締役会長である同氏は、2026年10月13日にBloombergの取材に対し、ビットコインは下落局面を抜けて新しい強気局面に入ったと述べ、価格が再び10万ドルを超えて上昇するとの見通しを示しました。
セイラー氏の発言と、今この発言を行った理由
セイラー氏は、ワシントンD.C.で開催されるフィンテック政策会議「DC Fintech Week」の中でこの見解を述べました。同氏が挙げた2つの追い風の最初のものとして、米国で好意的に変わりつつある規制環境があり、これに適した舞台となりました。もう1つは、銀行によるビットコイン採用の拡大です。
ビットコインは6万ドルをわずかに下回って底を打ち、その後8万ドル台まで回復しました。セイラー氏はこの安値をサイクルのボトム、すなわち売り圧力が尽き、反発が始まった転換点と位置づけており、この回復をビットコインの次の上昇局面の始まりと見ています。この予測は、自身の会社が保有を続けて増やしているさなかに出されたものです。
Strategyは買い続ける
Strategy Inc.(旧MicroStrategy)は、機関投資家として最大のビットコイン保有者です。2026年10月11日時点で、同社は848,250 BTCを保有しており、これは2,100万BTCというビットコインの固定供給量の約4%に相当します。
直近の購入では250 BTCを約2,100万ドルで取得しました。保有全体の平均取得コストは、1ビットコインあたり約75,000〜76,000ドルです。
ビットコインが6万ドルをわずかに下回った際には、価格はStrategyの平均コストを大きく下回って取引されていました。価格が再び8万ドル台に戻ったことで、保有ポジションは再びコスト基準を上回っています。
Strategyは自社の保有資産を「デジタル・キャピタル」、すなわち借入の担保として活用し、金融商品の構築基盤とできる資産と位置づけており、ビットコインの購入と並行して優先株を積極的に管理しています。
他の予測者も同様の方
セイラー氏の見通しは孤立したものではありません。スタンダードチャータードのジェフリー・ケンドリック氏は、市場の直近の変動にもかかわらず、年末のビットコイン目標を10万ドル程度またはそれ以上に設定しています。
一方、予測市場は、2026年末までにビットコインが10万ドルを取り戻す確率を約33%と見ています。これは五分五分を下回る水準であり、セイラー氏やケンドリック氏が掲げる年末目標よりも慎重な見方です。
投資家にとっての意味
Strategyの購入価格は約75,000〜76,000ドルであり、6万ドルをわずかに下回る直近安値まで再度下落すれば、ポジションは再び評価損となり、「デジタル・キャピタル」モデルとそれを支える優先株の構造が試されることになります。ビットコインの供給量の約4%という規模において、このコスト基準は、最大の機関投資家ポジションが任意の価格水準でどの位置にあるかを測る具体的な指標としても機能します。
注目すべきポイントは、ビットコインがStrategyのコスト基準を上回り続けるか、銀行による採用が拡大し続けるか、そして予測市場の確率が約33%から上昇するかどうか、という点です。この水準は現在、年末に10万ドルに戻るシナリオが確率五分未満であることを示しています。
出典: CryptoBriefing