Metaplanet、2,100 BTC取引で米国ビットコイン・トレジャリー戦略を展開へ
重要ポイント
- •Metaplanetは、2,100ビットコインと250万ドルの現金を含む取引でSuper League Enterpriseを買収する。
- •この取引により、ナスダック上場企業は「Superplanet」に改称され、ティッカーシンボルは「SUPA」となる。
- •Metaplanetは、取引完了後にSuperplanetの普通株式および議決権の約95.7%を握ると予想している。
- •同社によると、Superplanetは永久優先株を含む米ドル建て資金を活用し、トレジャリー向けに追加のビットコインを購入できる可能性がある。
- •この取引には株主、ナスダック、その他規制当局の承認が依然必要で、2026年第4四半期に開始される見込みだ。

Metaplanet Investmentは、2,100ビットコインと250万ドルの現金をSuper League Enterpriseと引き換えに行う大型買収取引を通じて米国市場に参入する計画で、ビットコイン・トレジャリー・プラットフォームの構築を目指している。
この取引により、ナスダック上場の同社は「Superplanet」に改称され、ティッカーシンボルは「SUPA」となる。日本からの資金調達を継続しながら米国のデジタル資産市場での存在感を拡大しようとするMetaplanetの取り組みにおいて、これは新たな一歩となる。
Metaplanet、米国ビットコイン市場を狙う
取引完了後、MetaplanetはSuperplanetの普通株式および議決権の約95.7%を保有するとみられている。投資家向け説明資料のなかで、Metaplanetはこの計画を、より成熟した米国金融市場で自社のビットコイン・トレジャリー戦略を再現する試みであると説明している。
Metaplanet to Invest 2,100 Bitcoin in Super League to Launch U.S. Bitcoin Treasury Platform, Superplanet pic.twitter.com/Wl2Jiuq5yL — Metaplanet Inc. (@Metaplanet) August 18, 2026
Metaplanet to Invest 2,100 Bitcoin in Super League to Launch U.S. Bitcoin Treasury Platform, Superplanet pic.twitter.com/Wl2Jiuq5yL
この戦略では、日本と米国にまたがる2社の上場企業からなる体制が構築される。Metaplanetは日本で円建ての資金調達を継続し、Superplanetは米国でドル建ての資金調達を行う。これにより、トレジャリー体制の構築を進める過程で、2つの独立した資金調達チャネルを利用できるようになる。
計画によれば、Superplanetが取得するすべてのビットコインはMetaplanetグループ内に留まり、グループ全体のビットコイン保有量に加算される。
戦略の大きな柱の一つとなるのが、米ドル建て永久優先株の発行だ。その調達資金は、Superplanetのトレジャリー向けに追加のビットコインを購入する資金として活用できる。
説明資料に含まれる例のなかでMetaplanetは、Superplanetが当初の2,100 BTCポジションの価値に相当する額の優先資本を調達し、それを使ってさらに2,100 BTCを購入できると述べている。これにより、新会社のビットコイン保有量は2,100 BTCから4,200 BTCへ増加する。Metaplanetの試算では、この仕組みによりMetaplanetの1株あたりビットコイン量は約4.7%増加する見込みという。
投資額は2億1,000万ドルに達する可能性
Metaplanetはまた、Superplanetに対してさらに2億1,000万ドルを追加投資する選択肢も有している。これに伴い、同社は3億8,100万株分の長期ワラントを取得する可能性がある。
一方でこの取引には、ナスダックおよびその他の規制当局による承認に加え、株主による承認が依然として必要だ。すべてが承認されれば、取引は2026年第4四半期に開始される見込みである。
Metaplanetは約43,000 BTCを保有
Metaplanetは昨年ビットコイン・トレジャリー戦略を開始し、これまでに多額のBTCを保有してきた。同社は2026年の市場下落の際にBTCの追加購入を一時停止していたが、今年7月に購入を再開した。
現在、Metaplanetの保有量は約43,000 BTCと推定されており、これは公表記録上、企業として3番目に大きいビットコイン投資家となる水準だ。Twenty One Capitalは43,514 BTCを保有し、最大の企業ビットコイン保有者はStrategyで、約840,447 BTCを保有している。
Metaplanetの最新の投資計画は、同社に米ドル建て資金調達への新たなアクセスをもたらし、ビットコイン・トレジャリー戦略を米国市場へと拡大するものとなる。米国では、上場企業が利用できる資金調達手段と規制当局の承認が、この体制をどれだけ迅速に実施できるかを左右する。