ニュース暗号資産Kraken親会社Payward、xStocksを香港、英国、韓国に拡大

Kraken親会社Payward、xStocksを香港、英国、韓国に拡大

著者: AI Crypto Core·

重要ポイント

  • Paywardはトークン化株式商品xStocksを初めて米国株以外に拡大し、香港、英国、韓国を最初の国際市場として挙げた。
  • 香港上場株式は今週開始され、英国、EU、韓国の株式は規制当局の承認を条件に後続フェーズで追加される見込み。
  • xStocksプラットフォームは現在、500超のトークン化株式を扱い、累計取引高は350億ドル超、世界の保有者数は約200,000人に達している。
  • Krakenは計画中のIPOを前にコスト規律の一環として約150人を削減する一方、国際的なトークン化株式の拡大にも投資している。
  • 今回の拡大は、BlackRockやFranklin Templetonなどがブロックチェーンベースのトークン化ファンドを立ち上げるなど、現実資産のトークン化に対する機関投資家の関心が高まる中で行われている。
Kraken親会社Payward、xStocksを香港、英国、韓国に拡大

暗号資産取引所Krakenの親会社であるPaywardは、トークン化株式商品xStocksを初めて米国株以外に拡大する。2026年7月22日の発表では、香港、英国、韓国が最初の国際市場として挙げられ、香港上場株式は今週提供が開始される。

今回の動きは、xStocksが立ち上げ以降、初めて米国株式の外に展開することを意味する。香港上場株式のトークン化された表示が出発点となり、追加市場は後続フェーズとして位置付けられている。香港が最初の非米国市場に選ばれたことは、同市がデジタル資産ハブとしての地位確立を継続的に進めてきた流れと一致する。香港は仮想資産取引プラットフォーム向けのライセンス制度を整備し、金融規制当局を通じてトークン化の取り組みを支援してきた。

発表によると、英国、欧州連合、韓国のトークン化資産は同時開始ではなく、今後数週間で順次追加される予定だ。この順序により、香港はxStocksが非米国上場銘柄をどのように扱うかを試すケースとなる。

PaywardのxStocks拡大が対象とする内容

PaywardはPayward Services部門を通じてxStocksを運営しており、これはKrakenが米国外の顧客にトークン化株式を提供する際に用いているのと同じ枠組みだ。今回の拡大ではその構造を維持しつつ、世界でも比較的確立された3つの金融管轄地域を追加する。

CoinDeskによると、Paywardは金融インフラ企業GTNと協力し、香港上場株式をxStocksに導入する。また、英国、欧州、韓国の株式は規制当局の承認を条件に続く見込みだという。この規制上の留保は、すでに提供開始される香港ローンチとの重要な違いとなる。

「まだトークン化されていない最大の資産クラスは、世界のそれ以外の部分だ。」

— Mark Greenberg、CoinDeskへの発言

xStocksの枠組みでは、規制下のカストディで保管される原資産株式に1:1で裏付けられた株式配分をトークン化する、とKrakenの商品投稿は説明している。この裏付けモデルにより、トークンは合成デリバティブとして機能するのではなく、実際の上場株式に連動できる。

Krakenは、計画中のIPOを前に約150人の人員削減を行うなどコスト規律の期間を含む、より広範な企業施策と並行してこの商品ラインを拡充してきた。xStocksの国際展開は、同社が人員を削減する一方で、将来の成長を見込む領域を示している。

新市場がxStocksにとって重要な理由

xStocksによると、同ネットワークには現在500超の上場トークン化株式があり、累計取引高は350億ドル超、世界の保有者数は約200,000人に上る。これらの数字は、同プラットフォームが初めて米国銘柄の外へ踏み出す時点での規模を示している。香港を最初とする展開を前に、累計取引高は同プラットフォーム上の活動状況を最も明確に示す指標となる。

香港、英国、韓国を追加することで、これまでトークン化株式の提供を定義してきた米国市場を大きく超えて、トークンとして利用可能な株式の範囲が広がる。グローバルアクセスを軸に構築された商品にとって、原資産となる上場銘柄の拡大は、リーチを広げるための直接的な手段だ。今回の拡大は、より広範な現実資産のトークン化トレンドの中で行われており、BlackRockやFranklin Templetonを含む機関投資家がブロックチェーン上でトークン化ファンドを立ち上げていることは、伝統金融とオンチェーンインフラの融合が進んでいることを示している。

トークン化株式をめぐる競争はPaywardだけのものではない。競合プラットフォームもxStocksのレールを活用しており、BybitのIPO ExpressはxStocksを通じてトークン化されたSpaceX IPOアクセスを提供している。これは同商品が取引所間で共有されるインフラになりつつあることを浮き彫りにしている。

今回の拡大は、KrakenがAave Groupの15%持分取得に向けた協議を行っていると報じられるなど、他の戦略的投資を追求する中でも行われている。これらの動きは総じて、同社がトークン化された伝統資産と分散型金融の双方で足場を広げていることを示している。

読者にとって重要な留意点がある。英国上場資産をトークン化することは、英国居住者に商品を開放することと同じではない。Krakenのサポート資料では以前、xStocksは米国人には利用できないとされており、市場ごとの利用可否は上場商品の範囲と異なる場合がある。

現時点での具体的な進展は、香港が今週稼働することであり、その他の市場は承認が得られ次第、段階的に追加される予定だ。