ニュース株式ジェフリーズ、HDFC銀行の目標株価を880ルピーに引き下げも「買い」評価維持 CEOジャグディシャン氏が再任辞退で

ジェフリーズ、HDFC銀行の目標株価を880ルピーに引き下げも「買い」評価維持 CEOジャグディシャン氏が再任辞退で

著者: Economic Times Markets·

重要ポイント

  • ジェフリーズはHDFC銀行の目標株価を1,050ルピーから880ルピーに引き下げたが、「買い」評価は維持した。
  • CEOサシダール・ジャグディシャン氏が再任を求めないため、インド最大の民間銀行で後継者選定プロセスが始まる。
  • ジャグディシャン氏は2020年10月からCEOを務め、2023年7月に完了したHDFC銀行とHDFCリミテッドの合併を主導した。
  • これは銀行史上わずか2回目の経営トップ交代であり、新しいCEOの任命にはインド準備銀行(RBI)の承認が必要。
  • ジェフリーズは預金獲得と手数料収入への短期的リスクを指摘したが、株価のバリュエーションは割安とみている。
ジェフリーズ、HDFC銀行の目標株価を880ルピーに引き下げも「買い」評価維持 CEOジャグディシャン氏が再任辞退で

ジェフリーズは、CEO(最高経営責任者)サシダール・ジャグディシャン氏が新任期の再任を求めない決断をしたことを受け、HDFC銀行の「買い」評価を維持しながら、目標株価を1,050ルピーから880ルピーに引き下げた。

同証券は、経営トップの交代に伴い、同行の預金獲得と手数料収入に短期的なリスクがあると指摘した一方、株価のバリュエーションは依然として割安であるため、「買い」推奨を維持するとの判断を示した。

ジャグディシャン氏は2020年10月から、インド最大の民間銀行であるHDFC銀行のCEOを務めてきた。その在任中には、2023年7月に完了した親会社である住宅金融会社HDFCリミテッドとの歴史的な合併が含まれ、これにより時価総額で世界有数の銀行が誕生した。同氏の退任により、ムンバイに拠点を置く同行のトップに後継者選定プロセスが始動する。

HDFC銀行におけるCEO交代は珍しい出来事である。ジャグディシャン氏は、1994年の設立から2020年10月の退任まで同行を率いた長年の最高責任者アディティア・プリ氏の後を継いだもので、今回は銀行史上わずか2回目の経営トップ交代となる。トップ人事には、銀行の上級管理職の任命を審査するインド準備銀行(RBI)の承認が必要であり、このプロセスが後継者選定の日程に影響を与える可能性がある。

ジェフリーズによる目標株価の改定は、ジャグディシャン氏の決断の発表を受けて行われたもので、この発表はモルガン・スタンレーをはじめとする証券各社に同行の株価と経営の継続性への影響についての見解を促した。HDFC銀行は機関投資家ポートフォリオの中で大きなウエイトを占めるため、過去の決算や戦略転換に対する市場の反応は敏感であり、アナリストは同社の経営の安定性を注意深く注視している。

また、この動きは、ナifty 50やセンセックスなどの主要指数における巨人としての地位を考えると、インドの銀行セクターで大きな重みを持つHDFC銀行のCEO職を誰が引き継ぐのかという問題も提起している。投資家は、プロセスが進む中で、後継者選定の日程や内外の候補者の身元に関する同行取締役会の声明に注目していくことになる。

出典:Economic Times Markets