ビットコインマイナーのHIVE、5年・3億5,000万ドルのAIクラウド契約を締結
重要ポイント
- •HIVEは、5年間で3億5,000万ドルのAIクラウドサービス契約を締結した。
- •この契約はGPUクラウドサービスの取引として構成されている。
- •HIVEは2027年第1四半期に7,910万ドルの売上高と、約1億1,000万ドルの契約済みGPUクラウド年間経常収益を報告した。
- •この契約は、ビットコイン価格やマイニング難易度に直接連動しない非マイニング収入を追加する。
- •この取引は、ビットコインマイナーがデータセンターと電力インフラをAIワークロードに転用していることを示している。

ビットコインマイナーのHIVEは、5年間で総額3億5,000万ドルのAIクラウド契約を締結し、コアの暗号資産マイニング事業に加えてGPU駆動の人工知能サービスへの取り組みを強化した。
主要ポイント
- HIVEは、ビットコインマイナーとしてAIクラウドサービス契約を締結した。
- 契約の総額は3億5,000万ドル。
- 契約期間は5年。
契約の内容
報道ではビットコインマイナーとされるHIVEが、AIクラウドサービスを提供する契約を締結したと、The Block が伝えた。この取引は、歴史的に主力事業が暗号資産マイニングに集中してきた同社にとって、重要なコミットメントを示す。
金額と期間
この契約はGPUクラウドサービスの枠組みとして構成されていると、Investing.comが報じた。5年間にわたる3億5,000万ドルという表面上の契約額は、HIVEのAIインフラへの移行の規模を示している。
HIVEはすでにGPUクラウド事業からの継続収益を構築しており、同社の最近の四半期決算によると、2027年第1四半期の売上高は7,910万ドル、契約済みGPUクラウドの年間経常収益は約1億1,000万ドルに達した。
この契約がビットコインマイニングとAIインフラにとって重要な理由
この契約により、HIVEはブロック報酬以外の収益を追求するビットコインマイナーの一角に加わった。この規模の契約は、ビットコイン価格やマイニング難易度に直接連動しない、意味のある非マイニング収入を示すと同時に、既存の電力およびデータセンター容量をAIワークロードに転用できることも示している。
この戦略はHIVEだけのものではない。競合企業もAI計算資源に注力しており、AnthropicがビットコインマイナーのRiotと大規模な計算資源契約を結んだ事例は、AI需要が業界の経済構造をどのように変えているかを示している。
マイナーにとっての戦略的意義
マイニング企業にとって、GPUクラウド契約は既存のデータセンター容量と電力インフラをAI収益へと転換する。こうした転換は一部企業で急速に進んでおり、AIデータセンターへの移行資金を捻出するためにBTCを売却したビットコインマイナーや、AIへの転換の一環として米国でのビットコインマイニング事業をすべて停止したKeelのような事例がある。
HIVEの契約は、暗号資産インフラと急増するAI計算需要の交差点に位置している。マイニングをやめるのではなく、同社は既存事業に大規模で複数年にわたるAIクラウド収益基盤を積み上げている。
免責事項:この記事は情報提供のみを目的としており、金融または投資助言を構成するものではありません。暗号資産およびデジタル資産市場には重大なリスクがあります。判断を行う前には、必ずご自身で調査してください。