GE Vernova株、AI懸念と売り推奨が重しとなり8.6%下落
重要ポイント
- •ジョンソン氏は、GE Vernovaの株価が2027年のEbitda予想の約26倍で取引されていると見積もっている。S&P 500では約13倍で、同氏は同社をEbitdaの14倍で評価している。
- •ジョンソン氏は2027年のEbitdaを$7.4 billionと予想しており、FactSetのコンセンサスである$9.5 billionを下回る。2027年のタービンが低価格時に発注されたことなどが要因だ。
- •GE Vernovaをカバーするアナリストのほぼ80%が同銘柄をBuyと評価しており、平均目標株価は約$1,240となっている。
- •AIインフラに関連する供給企業全体に下落が広がる中、EatonとVertivはいずれも約7.6%下落した。
- •Jefferiesは最近、設置済みタービン基盤からのサービス収入増加を理由に、GE Vernovaの目標株価を$1,155から$1,185へ引き上げた。

GE Vernova Inc. (NYSE: GEV)の株価は9月14日月曜日に8.6%下落し、$874.66で取引を終え、市場全体を大きく下回った。S&P 500は0.5%下落し、Nasdaq Compositeは0.6%下落した。
この売りは、人工知能の開発ペースをめぐる懸念が市場全体に広がる中、GLJ Researchのアナリスト、ゴードン・ジョンソン氏がGE Vernovaのカバレッジを開始し、Sell評価と$470の目標株価を示したことで生じた。この目標株価は、株価水準をおよそ50%下回り、ウォール街で次に低い目標株価を$300以上下回っている。
AIをめぐる懸念は、AnthropicのCEOであるダリオ・アモデイ氏が発表したエッセイを受けたものだ。同氏は、AIの能力が研究者による制御よりも速く進展していると主張した。アモデイ氏はフロンティアAIの開発を減速させるよう求め、AI研究所内に独立した安全監視員を配置する案を示した。OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏、イーロン・マスク氏、Google DeepMindのCEOであるデミス・ハサビス氏も、何らかの形でこれらの考えを支持した。
こうした動きがGE Vernovaに関係するのは、同社の電力設備事業がAIデータセンターからの需要と密接に結びついているためだ。AI開発が減速すれば、同社が供給する電力インフラへの需要が減少する可能性がある。
GE Vernovaの株価は、月曜日の取引開始時点で2026年に46%、過去24カ月間に324%上昇していた。
売り推奨の背景にあるバリュエーション懸念
ジョンソン氏の主な懸念はバリュエーションだ。同氏は、GE Vernovaの株価が自身の予想する2027年の利払い前・税引き前・減価償却前利益(Ebitda)の約26倍で取引されていると見積もっている。S&P 500では約13倍だ。ジョンソン氏は同社を自身のEbitda予想の14倍で評価している。
また、2027年に納入予定の発電用タービンが価格の低い時期に発注されたことなどから、GE Vernovaの利益は現在の予想を下回ると見込んでいる。ジョンソン氏の2027年Ebitda予想は$7.4 billionで、FactSetのコンセンサス予想である$9.5 billionを下回る。
ジョンソン氏の見通しは、アナリストの間で大きく異例なものとなっている。GEVをカバーするアナリストのほぼ80%が同銘柄をBuyと評価しているのに対し、S&P 500企業に対するBuy評価の通常の比率は55%から60%だ。GE Vernovaのアナリスト平均目標株価は約$1,240となっている。
AIインフラ供給企業全体に広がる下落
影響を受けたのはGE Vernovaだけではなかった。AIインフラに関連する電気設備を供給するEatonとVertivも、月曜日にそれぞれ約7.6%下落した。
この下落は、わずか数日前にJefferiesのアナリスト、ジュリアン・デュムラン=スミス氏が強気の見解を示した後に起きた。同氏は金曜日、拡大する発電用タービンの設置基盤からサービス収入が増加していることを理由に、GE Vernovaの目標株価を$1,155から$1,185へ引き上げた。GE Vernovaの株価は同日に3.6%上昇していた。
アナリストの平均目標株価は約$1,240で、月曜日の終値とジョンソン氏の$470という目標株価を大きく上回っている。予想の大きな隔たりを踏まえると、AI関連の電力需要、2027年に納入されるタービンの時期と価格、サービス収入の成長が、GE Vernovaの見通しをめぐる相反する見方を形作る主な要因となっている。
Source: CoinCentral