Ford Motor株:本日の決算でウォール街が予想する内容
重要ポイント
- •ウォール街は、Fordの第2四半期の調整後EPSと自動車売上高が前年同期比で減少すると予想している。
- •JefferiesはFordをBuyに格上げし、17.50ドルの目標株価を設定した。
- •Fordの2026年見通しは、調整後EBITが85億ドルから105億ドル、フリーキャッシュフローが50億ドルから60億ドル、設備投資が95億ドルから105億ドルとなっている。
- •6月の米自動車販売は前年同月比7.7%増となり、下半期の需要改善期待を支えている。
- •Novelisは先月ニューヨーク州工場で操業を再開しており、アナリストは供給正常化に伴いF-150生産の回復を見込んでいる。

Ford Motorは火曜日の取引終了後に2026年4-6月期決算を発表する予定で、発表を前にした市場のハードルは比較的低い。
ウォール街は、調整後1株当たり利益(EPS)を約0.35ドルから0.36ドル、自動車売上高を約458.6億ドルから473.5億ドルと見込んでいる。いずれも前年同期比で減少となり、売上高は約2%から5%減、EPSも前年同期をやや下回る見通しだ。
Ford Motor Company(ティッカー:F)の株価は約14.88ドルで、決算発表前の火曜日に約1.34%上昇している。
アナリストは、第2四半期を深刻な構造的問題の兆候ではなく、景気循環上の底打ち局面とみる見方を強めている。EPS予想は過去60日で3.7%上昇しており、四半期が進むにつれて信頼感が高まってきたことを示している。
月曜日にはJefferiesがこの楽観論をさらに後押しした。アナリストのPhilippe Houchois氏はFordをHoldからBuyに引き上げ、目標株価を17.50ドルに設定した。背景には、事業環境の改善と、今回の決算で経営陣が見通しを引き上げる可能性があることを挙げている。
最大の焦点はガイダンス
Fordの現在の2026年見通しは、調整後EBITが85億ドルから105億ドル、フリーキャッシュフローが50億ドルから60億ドル、設備投資が95億ドルから105億ドルとなっている。同社は4月に、想定される関税還付を織り込んでこの見通しを引き上げた。
Houchois氏は、米国自動車市場の堅調さと生産量の正常化を踏まえ、FordがEBITレンジの上限に近づく可能性があるとみている。
6月の米自動車販売は前年同月比7.7%増となり、下半期に向けて需要面の追い風となっている。投資家にとって、今回の見通し更新は特に重要だ。市場は売上高の減少見込みよりも、供給環境の改善に伴い収益性、キャッシュフロー、生産が安定しているかを重視している。
F-150生産の回復に注目
投資家にとってもう1つの重要な論点は、Novelisのアルミ供給状況だ。FordのF-150生産ラインに供給している同社は、2件の火災で操業停止に追い込まれた後、先月ニューヨーク州の工場で操業を再開した。
この混乱は、今年上半期を通じてF-Seriesの販売台数に重しとなった。供給が正常化しつつあることで、アナリストは下半期に生産が回復するとみている。
投資家はまた、Ford Blueと呼ばれる従来型の内燃機関車部門の利益率改善にも注目するだろう。同部門は、Fordの電気自動車部門であるModel eが引き続き損失を計上するなか、より大きな役割を担うと見られてきた。
Fordは直近5四半期連続で売上高予想を上回り、過去10四半期中7四半期でEPS予想を上回っている。
決算説明会は火曜日のET午後5時に予定されている。