イーサリアム、トークン化RWA市場を牽引 発行額は232億ドル
重要ポイント
- •イーサリアムはトークン化された実物資産(RWA)232億ドル分を占め、市場の50%強に相当する。
- •トークン化された実物資産の総市場資本額は445億ドル。
- •BNBチェーンは58億ドル、zkSync Eraは33億ドルのトークン化資産を保有している。
- •トークン化資産市場は過去3年間で1,819.5%成長した。
- •ブラックロックとフランクリン・テンプルトンは、イーサリアム上でのトークン化に参画している伝統的資産運用会社の一角である。

イーサリアムは暗号資産市場における地位を引き続き強化しており、同ネットワーク上ではトークン化された実物資産(RWA)が232億ドル発行されている。この額は総市場規模445億ドルの半分強を占めており、トークン化資産の発行におけるイーサリアムの優位性を裏付けている。
このデータは、暗号資産解説者@tokenterminalが明らかにしたものであり、より多くの資産がオンチェーン化されるなか、ブロックチェーン技術が複数の分野で幅広く採用されつつあることを示している。
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現在のトークン化RWAの状況は、市場の相当なシェアを獲得したイーサリアムへの明確な選好を示している。過去3年間で、トークン化資産の総市場資本額は1,819.5%増加しており、ブロックチェーン技術のより広範な受容と統合が反映されている。
イーサリアムに続くのはBNBチェーンとzkSync Eraで、トークン化資産はそれぞれ58億ドルと33億ドルとなっている。これらの数字は、ブロックチェーンプラットフォーム間の競争環境を浮き彫りにするとともに、セクター全体での継続的な発展を示している。特筆すべきは、zkSync Eraがゼロ知識ロールアップ、すなわち取引の決済をイーサリアム上で行うレイヤー2ネットワークである点で、このため同ネットワークの33億ドル相当のシェアは実質的にイーサリアムエコシステム全体の内部に位置している。
成長率は急峻であるものの、445億ドルのトークン化市場は、数百兆ドル規模で測られる従来の株式・債券市場に比べればごく一部にすぎない。この比較は、オンチェーンでのトークン化が伝統的な資本市場の規模と比べてまだ初期段階にあることを示すものといえる。
ポイント
イーサリアムは232億ドルのトークン化RWAを発行し、市場の50%超を占めている。
トークン化RWAの総市場資本額は445億ドルとなっている。
BNBチェーンが58億ドルで続き、zkSync Eraは33億ドルのトークン化資産を保有している。
市場資本額は過去3年間で1,819.5%増加した。
この拡大は、さまざまなブロックチェーンにおける資産トークン化の高まる趨勢を反映している。
データが示すもの
トークン化RWAにおけるイーサリアムのリードは、ブロックチェーンベースの資産発行への機関投資家の関心の高まりを反映している。この関心には目に見える裏付けがある。ブラックロックは2024年3月にイーサリアム上でトークン化された米国債ファンド「BUIDL」を立ち上げ、フランクリン・テンプルトンはオンチェーンの米国政府マネーマーケットファンドを提供しており、両社はトークン化分野で活動する最も著名な伝統的資産運用会社の一角となっている。報告された数字は、市場の成熟に伴い、イーサリアムが幅広いセクターのトークン化において引き続き中心的な役割を果たす可能性を示唆している。
BNBチェーンとzkSync Eraの位置づけは、競争が激しさを増す状況をも示しており、市場全体でさらなるイノベーションと投資を促す可能性がある。
イーサリアムは、スマートコントラクト機能で知られる主要なブロックチェーンプラットフォームであり、分散型アプリケーションとトークン化資産の発行を支えている。実物資産のデジタル表現の作成と管理を可能にすることから、RWAのトークン化における同プラットフォームの役割は大きく、多様なステークホルダーと投資家を引きつけている。業界のトラッカーでは通常、トークン化されたプライベートクレジットや米国債商品が最大のRWAカテゴリーとして示されている。
今後の展望
イーサリアムがリードを維持するなか、市場参加者はトークン化資産セクターの動向に注目し続けるだろう。BNBチェーンやzkSync Eraといったチェーンとの競争は、イノベーションと市場ダイナミクスに影響を与え続ける可能性がある。
今後数か月の間にイーサリアムの地位に影響を及ぼしうる規制面の変化や技術的進展についても、市場観察筋は注視するとみられる。
暗号資産への投資には、ボラティリティや市場変動などのリスクが伴う。